ゆかり
当ブログは、これまで「旅のノウハウ」や「旅行地情報」を主軸に運営してきましたが、今回はちょっと趣向を変えて、“中の人” である私の1日にフォーカスしてみました。
発信活動の舞台裏、と言ったら大袈裟かもしれませんが、
- ブロガーの私がどのように旅をしているのか
- 私がコンテンツを作る上で心がけていること
についても触れています。
私のことをご存じない方に向けて、軽く自己紹介をすると、
- 旅が大好物なアラサー
- 訪問国は50ヶ国以上
- 学生時代 (2013年) にブログを始める
- 普段はIT企業にてリモート勤務
詳しいプロフィールはこちら
※新型コロナの影響で、現在 (記事執筆時) は渡航を自粛しています。
旅ブロガーの1日ルーティン
私は、2019-20の年末年始休暇を利用して、ヨーロッパのクリスマスマーケットめぐりをしていました。
今回はドイツに滞在中の2019年12月23日を例として挙げ、その1日を紹介したいと思います。
詳細を書く前に、私の海外旅行におけるマイルールを以下にまとめると、
- 事前リサーチを徹底的に行い、綿密な旅行計画を立てて行動する
- 日の出と同時に観光をスタートする
- 朝早い時間帯に、できるだけ多くの観光スポットを効率良く周る
- 旅行中はブログを書かないが、帰国後に記事を執筆するための材料集めは欠かさない
では、ここから旅ブロガーの1日のスタートです。
AM 04:30 起床~調べ物
その日のスケジュール次第ではありますが、海外旅行中は4時前後に起床することが多いです。
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寝ぼけ眼をこすりながらベッドから抜け出し、ノートPCを起動して作業を始めます。
- 1日のスケジュールを再度頭に叩き込む
- 観光スポットのリサーチ
まず、Googleスプレッドシートで作成した自作の旅程表を開き、1日のスケジュールを確認します。
ローテンブルク観光 → 鉄道移動 →ドレスデン観光
私の場合、行き当たりばったりの旅をすることはほぼ無く、事前に綿密な旅行計画を立てて行動する派です。
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実際は、現地でトラブルに巻き込まれたり、自分の思い通りにいかないことなんて日常茶飯事ですので、その時は柔軟に対応するようにしています。
1日のスケジュールの把握を済ませたら、お次はその日に周る予定の観光スポットのリサーチを行います。
日本出発前の時点で、ある程度のリサーチは済ませているのですが、それでも、旅をしていると調べたいことがどんどん沸いてくるので、なんだかんだ直前までリサーチに追われています。
とりわけ同じ場所に2日以上滞在して観光する場合、1日目に周り切れなかった場所を洗い出して、2日目に無事コンプリートできるよう、何度もイメトレ(笑)したりしてます。
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AM 05:30 朝食
リサーチの目途がつき、お腹が空いてきたところで朝食を食べます。
本日の朝食は、日本から持参したインスタントカレーです!どどん!
ちなみに、私の理想の朝食は、
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・・・なのですが、私の出発時刻が早すぎるあまり、そもそもホテルの朝食レストランがまだ開いてないことが多く、現実は自炊することが多いです(涙)
内容はその日によりますが、
- 日本から持参したインスタント食品
- 前日に現地のスーパーで購入したフルーツ、ヨーグルト等
をよく食べています。
▼別の日の朝食
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AM 06:00 身支度~パッキング
お腹が満たされたところで、せっせと身支度を始めます。
私は一般的な女性よりもパッキングに時間がかかるタイプなので、最低でも1時間は尺をとってます。
AM 07:00 チェックアウト~観光開始
日の出と同時に観光をスタートしたいので、その時刻から逆算してホテルをチェックアウトします。
ちなみに、12月のドイツ・ローテンブルクの日の出時刻は8時。
出発するにはまだ早いように思われるかもしれませんが、
- 街の中心部から離れたホテルに宿泊している
- 実際は日の出時刻の15~30分前から明るくなってくる
こともあり、早めのチェックアウトとなりました。
観光スポットの集まる旧市街を目指して歩いていると、だんだん空が明るくなってきました。
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旅写真へのこだわりが強すぎる系旅人にとっては、日の出=撮影の幕開け
日中は多くの観光客でごった返している人気撮影スポットも、朝一で行けば、高確率で独り占めすることができます。
ということで、お目当ての撮影スポットにダッシュ!!!
▼ローテンブルクで一番人気の見どころともいえるクリスマスショップ
前日に同じ場所を訪れたときは、人が多すぎて思うような写真が撮れなかったので、これでリベンジ完了です!
▼前日の様子
大半の観光地に当てはまることですが、朝早い時間帯は人が少ないゆえ、このゴールデンタイム(笑)の間に、できるだけ多くの観光スポットを効率良く周るようにしています。
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▼時間が経てば経つほど、どんどん観光客が増えてくる旧市街
もともと旅先で写真を撮ることは好きでしたが、ブログやSNSを始めてからは撮影枚数が桁違いに増え、1回の旅行で1万枚を超えることもあります。
実際、使用する写真はほんの一部で、大半の写真はネット上に公開されることなくPCの中で眠っているのですが、とりわけ海外なんて、今後いつ再訪できるかも分からない場所。
帰国後に「〇〇の写真を撮っておけばよかった…」と後悔するくらいならば、とりあえず何でもかんでも写真に収めておくスタンスです。
普通の観光客なら撮影しないような場所の写真 (例:入場チケット売り場の外観) も撮りまくるので、たまに怪訝な目で見られることもあります(笑)
AM 10:30 昼食
早朝からの怒涛の観光(笑)を終え、ここでブレイクタイムを設けます。
この日は12時から鉄道移動を控えていたため、それに間に合うように早めの昼食をとりました。
レストランに関しても、できるかぎり開店と同時に入店する or あえてアイドルタイムに入店するようにしています。
内装を撮影したい場合、他の客が店内にいると写真が撮りづらくなってしまうからです。
PM 12:00 鉄道移動
観光を終えてホテルに戻り、預かってもらっていたスーツケースを受け取り、駅に向かいます。
ここから、ドレスデンという都市まで鉄道で移動します。
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移動中は、1等車両の快適な座席でゆっくりリラックスモード♪・・・と言いたいところなのですが、
今回の旅は、企業さま (旅行会社) とのタイアップも兼ねていたので、休む間もなく車両を隅から隅まで周り、鉄道の写真を撮影します。
ほかにも、移動時間を利用して、
- SNSの更新
- 観光スポットのリサーチ
等を行っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
▼移動中にInstagramのストーリーを更新
PM 17:30 到着~チェックイン
真冬のドイツは日の入りが早く、目的地のドレスデンに到着するころには、辺りはすっかり暗くなっていました。
UBERを呼び、予約しているホテルまで向かいます。
そこからチェックインを済ませて、スーツケースを部屋に置きに行きます。
このとき、部屋が散らかる前に ホテルの内観写真を撮っておきます。
PM 18:00 観光開始
早朝から観光をスタートしてどんなに疲れていようとも、クリスマスマーケットを旅の目的としている以上、イルミネーションが光り輝く夜の時間帯の観光も欠かせません。
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▼まるでおもちゃの国に迷い込んだかのよう
PM 21:00 帰宅~夕食
たくさん歩き回って、クタクタになりながら帰路につきます。
途中にスーパーに寄って、夕食の買い出しを済ませます。
その日のスケジュールによりますが、基本的にレストランに入るのは1日1回のみで、できるだけ自炊をして食費を節約するようにしています。
ヨーロッパ (とりわけ西欧・北欧) は物価が高いので、普通の価格帯のレストランでも1人20ユーロ以上は飛んでいきますし、
「締めるところは締めて、使うべきところに使え」というスタンスです(笑)
ホテルに戻ったら、さっそく夕食の準備を始めます。
アパートメントタイプのホテルだったので、部屋にキッチンがついていました。
観光の途中、クリスマスマーケットの屋台でホットドッグを買い食いしたので、量は少なめにしました。
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PM 22:00 入浴~洗濯
部屋に洗濯機があったので、衣類を洗濯にかけている間、シャワーを浴びます。
(アパートメントタイプのホテルを除き) 洗濯機付きのホテルはレアケースなので、普段は2.3日に1回くらいの頻度で手洗いしています。
手洗いする場合、少しでも早く乾燥させるために、乾いたタオルに衣類の水分を吸わせてから干すという脱水作業が発生するので、地味に時間がかかります(疲)
余談ですが、このホテルは衣類を干すための物干し竿まで完備されていて、神ホテルに認定しました(笑)
PM 23:00 書類整理等
その日にもらった観光地のパンプレット・レシート等の整理をします。
旅ブロガーの場合、旅費交通費の一部を経費として計上することができるので、確定申告で使うために、念のためすべてのレシート (領収書) を捨てずに持ち帰ります。
また、私は旅行中はブログを書かないスタンスなのですが (というか書く暇が無い)、帰国後に記事を執筆するための材料集めは欠かせません。
時間が経つと記憶が薄れてしまうのが人間なので、1日が終わり、その日に起きたこと・感じたことを振り返り、箇条書きのような形で書き留めておきます。
※メモ書きは観光中にも欠かさず行い、スマホでメモアプリ (Ever note) に入力しています。
AM 00:00 就寝
すべての作業が終わるころには、深夜0時をまわっていることもしばしばです。
翌日もまた早起きするので、旅行中の平均睡眠時間は4.5時間くらいでしょうか。
旅が終わるころには疲労が蓄積し、帰りの飛行機では死んだように爆睡しています。
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ひとり旅の場合はヨシとしても、「この鬼畜スケジュールを同行者にも課しているのか?」と訝しんだ方のために補足しておくと、もちろん強要はしません(笑)
ですが、写真に関してはぜったいに譲れない部分なので、一部別行動でもOK な 海外旅行慣れした人を同行者に選んでいます。
例えば、朝が弱い人を無理矢理 叩き起こして撮影に付き合わせるのは申し訳ないので、私だけ先に出発して、後ほど合流する感じです。
発信をすることによって、旅がもっと楽しくなる
このルーティンを友人に話すと、「それって旅を楽しめてるの?もはや修行じゃん!」…と高確率でドン引きされるのですが、
たしかに大変なことも多い一方で、トータルでみれば、私にとってはこれがかなり満足度の高い旅行スタイルなのです。
もちろん私がドMなのではなく(笑)、発信を主軸として旅をしているか否かの違いかなと。
ブログやSNSで発信しながら旅をする人なら、むしろ共感してくれるかもしれませんが、私の場合、発信をすることによって、旅がもっと楽しくなるタイプです。
- 理想通りの写真が撮れたときは、嬉しさと達成感で思わずガッツポーズ
- 日本人にはあまり知られていない穴場スポットを見つけると、帰国後にどのように調理して記事にまとめるかを考えるのが醍醐味
- 悔しい失敗談も、注意喚起・教訓としてブログに書けば、コンテンツとして有効活用できる
必死に集めた材料 (写真・現地情報) を元に作成したコンテンツが、ブログやSNSを通じて必要としている人の元に届き、反響をいただくと、
今までの苦労が一瞬にして吹き飛び、まだ見ぬ景色を求めて、私は再び旅に出るのです…(笑)
過去に反響の大きかったコンテンツの例
イランの文化遺産を攻撃対象とすることも辞さないトランプ大統領の脅しに対して、#IranianCulturalSites というハッシュタグが立ち上がり
世界中の人々がイランの美しい写真をシェアしています。私も1年前のイラン旅の写真を。
この輝くような美しさを、永遠に閉じ込められる魔法があればいいのに。 pic.twitter.com/5zzYOIJ4O4
— ゆかり@旅パレット🎨 (@tabi_palette) January 6, 2020
10万いいね超えのバズを生んだこともあり、私が書いた渾身のイラン記事は、1日で1万人以上に読まれ、努力が報われた瞬間でした。
ゆかり
プロのフォトグラファーでもない私が、ここまで写真に執念を燃やしている理由は、人が写真から受けるインスピレーションは、時に文章よりも勝るという確信があるからです。
もちろん、ブロガー / ライターという立場上、私の中では文章が主体、写真はあくまでその “装飾品” 的な位置づけではありますが、
読む人の関心を引きつけるためには、初見で心をグッと掴むようなインパクトが必要です。
私の大好きな国・地域の魅力を、ひとりでも多くの人に伝えたい。
これが私の原動力となっており、発信に心血を注ぐ私の奮闘は、これからも続きます…!
ゆかり
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