砂漠地帯に広がるポップな建物が可愛い♡エジプトのヌビア村

エジプト南部、ナイル川沿いにあるヌビア村。

ポップな建物が立ち並び、どこもかしこも色があふれていて、乙女心をときめかせる要素が満載です。

この記事では、ヌビア村の魅力を、自ら撮影した写真と共にお届けします♡

エジプトのベストオブ映え！ヌビア村

ヌビア村は、中心部 (メイン通り) を端から端まで歩いても2～30分程度の規模感ですが、映えスポットには事欠きません。

村のホテルやレストランには、色鮮やかな壁画や、可愛らしい装飾が施されています。

この村に暮らすヌビア人は、陽気でカラフルな色合いを好み、暮らしの中に芸術が組み込まれています。

褐色肌で縮れた髪をした村人が多く、彼らは、アラブ人でもアフリカ人でもない『ヌビア人』であることに、強い誇りを持っているそうです。

ヌビア村では、建物にワニの絵が描かれていたり、ワニの剥製が吊るされている、不思議な光景を見かけます。

ヌビア人にとって、ワニは “強さ” を象徴する生き物で、魔除けのためにワニを用いる風習があります。

ペットとして、家の中で飼育している村人もいます。

なお、チップはしっかり要求されるので、興味が無い場合は断りましょう。

ヌビア村のおすすめホテル

ヌビア村は、アスワンから日帰りで行く観光客が多いようですが、ホテルがあまりにも可愛すぎるので、宿泊することをおすすめします。

それぞれデザインやテイストが異なっていて、私はヌビア村に4泊してホテルホッピングしていました(笑)

Anakato Nubian Experience

ヌビア村で最も有名なホテルです。

…など、ヌビア村に計3棟(？)あり、どの建物もめちゃくちゃ可愛いです。

Anakato Old House

SNS等でよく見かけるスポットは Old Houseで、私はこの棟の3号室に宿泊しました。

Anakato Beach

ナイル川のビーチ沿いにあり、おそらくファミリー向け？な気がします。

Anakato Wadi Kiki

Anakato系列の中ではラグジュアリー路線で、ナイル川に浮かぶ Kiki島の上に建てられています。

スイートルームは、過去にエジプトの大統領が宿泊したこともあるそう (宿泊客がいたので内部は撮影不可)

Anakato Beach と Wadi Kiki は、後から建てられたこともあり、設備が新しかったです。

▼Anakatoの朝食

Kato Dool Nubian House

青を基調とした、ポップで可愛らしいホテルです。

宿泊客がくつろげるスペースが充実しており、ナイル川を眺めながら、クッションに寄りかかってリラックスできます。

宿泊費に夕食・朝食が含まれており、ホテル併設レストランでいただくか、客室まで持って来てくれます。

夕食は6種類のメニューから選ぶことができ、私は Nubian Chicken Meal をチョイス。

船着き場の隣、かつヌビア村の中心部にあるため、立地の良いホテルです。

Onaty Ka Guest House

Anakato Old Houseの隣にあり、外観からもう可愛すぎるゲストハウスです。

Anakato や Kato Dool の2～3分の1程度の料金なのに、朝食が想像以上にボリューミーで驚きました。

ヌビア村に宿泊する際の注意点

以下、ヌビア村に宿泊する人向けのインフォメーションです。

設備面は期待しない方がいい

これはヌビア村というよりエジプト全土に当てはまることなのですが、日本のビジネスホテル並みの清潔さを求めるならば、高級ホテルに宿泊する以外の選択肢はありません。

ですが、ヌビア村に高級カテゴリーの宿は限られており、Anakato Wadi Kiki のスイートルームクラスならば、Webサイトの写真を見るかぎり清潔そうな感じです。 

ヌビア村は砂漠に囲まれた村なので、昼と夜の寒暖差が激しく、私は真冬 (1月) に訪れたこともあり、朝夜はかなり冷え込みました。

暖房がしっかり効いたのはOnaty Kaのみで、それ以外の宿は小型のヒーターを貸してくれたのですが、壊れている？のか、全く使い物にならなかったです(笑)

どのホテルも、ホットシャワーが出たのが唯一の救いでした。

逆に、冬季以外はかなり暑いので、冷房はマストです。

WiFiに関しては、無いのが普通なので、iPhoneでテザリングしてPC作業してました。

▼各ホテルの設備表 (私の主観有)

ヌビア村のホテルは、私の好みドストライクで、可愛い空間に囲まれてとても幸せ＆満足度は高かったですが、

もし『可愛さ』よりも『清潔さ・快適さ』を重視するならば、アスワン市内の高級ホテルに宿泊したほうがいいかもしれません。

道が舗装されていない

ヌビア村はメイン通りですら未舗装の砂道なので、スーツケース勢にとっては、ヨーロッパの石畳よりも難易度高めです。

私の場合、毎日ホテルを変えていたので、ホテル間の移動が大変でした。

数百メートルの距離でも、20kg以上もあるスーツケースを担いで運ぶとか無理ゲーだと思ったので、ホテルのスタッフに頼んでトゥクトゥクで移動しました。

▼ヌビア村のトゥクトゥク

お金は請求されなかったですが、お礼の意味を込めてチップを渡しました。

田舎ゆえ、流しのタクシーやトゥクトゥクは走っていないため、ホテルの人に頼むのが手っ取り早いと思います。

ヌビア村での過ごし方

ラクダに乗る

私は乗ってないですが、ラクダに乗って村を散策することができます。

メイン通りの道幅が狭いからか、定期的にラクダの渋滞が発生してました(笑)

土産物屋でショッピング

村の中心部には、土産物屋が所狭しとひしめいています。

カイロやルクソールほど強引ではありませんが、道を歩くたびに商人たちから声をかけれらました。

ナイル川のビーチで水遊び

時期的に水遊びできるような気温ではなかったので、私は川に入ってませんが、冬季以外は観光客で賑わっているそうです。

ヌビア村発の現地ツアーに参加する

どのホテルもゴリゴリ勧誘してくるので、たぶん黙っていても参加できそうです(笑)

…などがあります。

当初は、気が向いたら、アスワンやアブシンベル神殿まで足を伸ばしてみようかな…と考えてましたが、ヌビア村の居心地が良すぎて沈没してました(笑)

唯一参加したのが、ナイル川遊覧。

こうやって離れた場所から見てみると、ヌビア村が砂漠に囲まれた村だということがよく分かります。

ヌビア村への行き方

私は、下記のルートで行きました。

ヌビア村は、位置的にはアスワン市内よりも空港寄りの場所にあるため、タクシーで直行しました。

アスワン空港からヌビア村のホテルまで、片道200EGP (約1,300円) でしたが、配車アプリを使えばもっと安く行けると思います。

アスワンではUberが対象エリア外だったので、てっきり配車アプリはすべて使用できないと思い込んでいたのですが、Careem (カリーム) は使えるようです。

＊　＊　＊

アスワン市内に宿を取り、日帰りでヌビア村に行く場合、間にナイル川が流れているため、

『船でナイル川を渡る』または『車で大回りをして橋を渡る』必要があります。

車 (タクシー) で行く場合、夜は橋が閉じてしまうらしいので、注意が必要です。

▼ヌビア村の船着き場

＊　＊　＊

ヌビア村は某ガイドブックで小さく取り上げられている程度の扱いゆえ、日本人旅行者からの知名度は乏しいですが、(私が訪れた2022年時点)

個人的には、モロッコのシャウエン並みに流行ってもいいのでは…?! と思っています。

エジプト旅行の際は、ぜひ訪れてみてくださいね♡

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