コロナ禍の海外旅行ノウハウ集

海外渡航前に知っておきたいPCR検査の基礎知識

コロナ禍の海外旅行 PCR検査

海外渡航時にPCR検査を受けるタイミングは、大きく分けて3シーンあります。

  1. 日本海外への移動
  2. 海外海外への移動 (2ヶ国以上を周遊する場合、また、国内の移動でも検査が必要な国もあります)
  3. 海外日本への移動

❶❷に関しては、国によっては条件付きで (例:ワクパス保有者) は、入国時の検査証明書が免除される場合がありますが、

に関しては、すべての帰国者が陰性証明書を提出する必要があります (2022年2月時点)

つまり、海外渡航にPCR検査は避けては通れない道

この記事では、海外渡航前に知っておきたいPCR検査の基礎知識について解説します。

【重要なこと】コロナ検査は1種類ではない

ニュース等でよく耳にする “PCR検査” という言葉。

ネットで調べていると、さらに “抗原検査” “抗体検査” などの専門用語が出てきてなんかもうよく分からない!…と混乱してしまうので、下記にまとめてみました。

検査方法
  • 核酸増幅検査
     ┗ Real Time RT-PCR法
     ┗ LAMP法
     ┗ TMA法
     ┗ TRC法
     ┗ Smart Amp法
     ┗ NEAR法
  • 抗原検査 / 迅速抗原検査
  • 抗体検査 など
検体採取方法
  • 鼻咽頭ぬぐい液 (Nasopharyngeal Swab)
  • 鼻腔ぬぐい液 (Nasal Swab)
  • 唾液 (Saliva) など

主な違い・特徴

  PCR検査 抗原検査 抗体検査
目的 現在の感染有無を判定 現在の感染有無を判定 過去の感染有無を判定
判定時間 1~6時間以上 15~30分程度 15分程度
長所 感度が高い 短時間で判定可能
短所 判定に時間がかかる 感度が低い

※渡航先によっては、PCR検査 or 抗原検査が選択可の場合もあります

ゆかり

個人的には、世界的パンデミックと言われるくらい恐ろしい菌ならば、検査方法等もろもろ世界で統一してほしいわ…

 

PCR検査機関 (病院・クリニック) 選びのポイント・注意点

コロナ検査の種類・方法は多岐に渡るため、渡航先の要件を満たしていない検査を受けてしまった場合、陰性証明書は無効となり、空港で搭乗拒否される事例が多発しています。

検査機関を選ぶ際は、必ず下記の項目をチェックしてください。

渡航先の国・航空会社が求める検査の要件を満たしているか

日本では唾液検査 (Saliva) が主流ですが、海外では鼻からの検査が一般的で、唾液検査の証明書を認めていない国もあります。

渡航先によっては、国・航空会社指定の病院で検査を受けることが義務付けられている場合があります。

英文の検査証明書が発行できるか

陽性or陰性の判定結果だけではなく、検査証明書を発行する必要があります。

検査機関によっては、PDFデータの検査証明書がメールで送られてくるため、スマホで提示すればOKです。

日本含め電子データ不可の国の場合は、自身で印刷したものを提示しましょう。

検査費用

政府負担の場合は無料、安い国は数千円~高い国は数万円と、かなり差があります。

一般的に、検査結果が出るまでのスピードが、速ければ速いほど高額です。

鼻からの検査は、検査者への感染リスクが高いため、唾液検査よりも費用が高くなる傾向があります。

営業時間

検査機関によっては、土日は休み or 時短営業の場合があるため注意が必要です。

その他 注意点

渡航先によって「出国前〇〇時間以内」等の要件があり、間に合うように逆算して受診しましょう。

移動日当日の検査は、万が一 再検査となった or 検査会社の都合で結果が出るのが遅れた場合のリスクがあるため、おすすめしません。

 

日本出国前のPCR検査

私は愛知在住なので、名古屋の検査機関の情報となりますが、

海外渡航前に名古屋でPCR検査を受けるならば、おすすめは PCR検査受付センター です。

PCR検査受付センター 名駅ハイモデル店

2つ店舗があり、どちらも名古屋駅から徒歩圏内です。

私はドバイ渡航の際に、名駅ハイモデル店を利用しました。

おそらく名古屋では最安の検査機関で、かつ、ドバイ政府が求める検査の要件↓はクリア◎

  • 検査方法:RT-PCR法
  • 検体採取方法:鼻咽頭ぬぐい液 (Nasopharyngeal Swab)

私の場合、検査費用は、

PCR検査費用 通常コース (翌日結果) 3,000円
+鼻咽頭ぬぐい 2,000円
+検査証明書発行 (日英語併記) 3,000円
計8,000円

唾液検査OKの国ならば、計6,000円で証明書の発行までできてしまうとか、激安すぎて感涙!!!

とはいえ、実際に検査する前までは、逆に安すぎて不安だったのですが、(名古屋の他のクリニックは4~5万)

決して安かろう悪かろうではなく、スタッフさんも愛想の良い方ばかりで、何も悪いところが見当たらないです。

検査結果は、翌日にPDFデータの検査証明書がメールで送られてきます。

PCR検査受付センター 検査証明書

紙の証明書 (原本) 発行にプラス1,000円かかりますが、翌日に取りに行くのは面倒ですし、PDFデータを自分で印刷すれば0円です。

MEMO

なお、検査費用が安い理由は、おそらくセルフ検査だからです。

鼻からの検査の場合、検体を採取する際にくしゃみをしてしまう可能性があるため (=検査者への感染リスク高)、そのリスクが無いぶん安いのだと思います。

ゆかり

なので、自分で自分の鼻にブスンと綿棒をつっこみました(笑)

 

日本帰国前のPCR検査

帰国者にとって、これが最大の懸念材料となります。

日本の場合、

  • 検査証明書の様式厚労省所定のフォーマットを使用しなければならない
  • 検査証明書の要件:有効な検体、検査方法、検査時間等の細かいルールがたくさんある

という点が非常に厄介です。

検体証明書についての詳細は、厚労省のホームページを入念にチェックしてください

帰国直前になって慌てないよう、事前に帰国便の出発地のPCR検査機関を調べておくことをおすすめします。

各大使館のホームページに、日本政府が定める検査証明書を取得できる検査機関リストがありますので、大使館お墨付きの検査機関の中から選ぶのがおすすめです。

私自身の実体験や、知人の話を聞いていると、難易度は国によって差があるようです。

メジャーな国日本人が多く訪問している国・地域の場合、日本帰国者専用のPCR検査プランがあり、要件を満たした検査証明書を容易に入手可能
マイナーな国大使館のリストに掲載されている検査機関でも、担当者がフォーマットの存在を知らず、交渉が難航する可能性がある

メジャーな国の例 (ドイツのPCR検査)

ドイツ大使館のホームページに、日本政府が定める検査証明書を取得できる検査機関リストがあり、フランクフルト、ベルリン、ミュンヘン等の大都市は網羅されていました。

在ドイツ日本国大使館:新型コロナウイルスに関する最新情報

私は、そのリストの中で、ドイツ在住のフォロワーさんからおすすめされた、ミュンヘン空港内にある CENTOGENE を選びました。

PCR検査

日本帰国者専用の「PCR Japan」というプランがあり、これを選択すれば、いちいち細かいことを説明しなくても、最終的に完璧な検査証明書が出来上がりました。

PCR検査のプラン

フライト前日の朝に検査を受けに行き、翌朝に検査結果がメールで届きました。

PCR検査の結果

その後、念のため早めに空港に行き、フライト前に紙の陰性証明書を受け取りました。

陰性証明書

ゆかり

さすが真面目な国民性のドイツ人!超イージーモードでした!

マイナーな国の例 (エジプトのPCR検査)

エジプト大使館のホームページに、日本政府が定める検査証明書を取得できる検査機関リストはあるのですが、

ネットで口コミを調べていると、リストに掲載されている検査機関でも、担当者がフォーマットの存在を知らず、想像の50倍モメる、とのこと。

参考 日本へ帰国するためエジプトでPCR検査を受けようとしたら … 「日本人でスマン!」と現地の人に平謝りするしかなかった

エジプトのPCR検査

ゆかり

こ、これは…超ハードモードの予感しかしない…(涙目)

旅行会社に委託することも可能

語学力に自信の無い方、面倒なリサーチ・交渉から解放されたい方は、お金で解決 (笑) することも可能です。

私は、令和トラベルPCR検査のみ手配してもらい、エジプトのカイロで検査を受けた場合、検査料金は23,800円 (手配料込) でした。※検査費用は国・地域によって異なります

エジプトではあるある(?)なのか、ドクターと代理人が宿泊ホテルに来て検査するスタイルでした。

エジプトのPCR検査

検査結果 (紙の陰性証明書) は、24時間後に、代理人が宿泊ホテルまで持ってきてくれました。

エジプトのPCR検査

依頼して良かったなと思った点は、

  • ドクターと代理人が時間通りに来る (そんなのあたりまえだろ!って感じですが、滞在期間中にテキトーなエジプト人に散々振り回されてきた私としては、定刻通りに来たことに逆にビックリ笑)
  • 面倒な交渉は一切無しで、厚労省所定フォーマットの検査証明書が手に入る
  • 旅行会社スタッフの確認を経て、検査証明書が手元に届くため、内容に不備が無い
MEMO

厚労省所定フォーマットの検査証明書でなくても、何の問題も無く帰国できている知人が複数いるため、必要事項を全て満たした検査証明書であればフォーマット不要説もありますが、あくまで自己責任でお願いします (厚労省…謎)

 

コロナ禍の海外旅行 まとめ記事 【コロナ禍の海外旅行】リスクを最小限に抑えつつ、最大限に旅を楽しむためのバイブル

ゆかり

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6 COMMENTS

coooa

日本帰国前のPCR検査ですが、記事を読んだところ代行を頼んだとありましたが、どこの病院かわかりませんか??また日本が認めるフォーマットでないと認められないので、日本から持参したものに記入してもらったほうが早いでしょうか?

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ゆかり

>>日本帰国前のPCR検査ですが、記事を読んだところ代行を頼んだとありましたが、どこの病院かわかりませんか??

ドクターと代理人が宿泊ホテルに来て検査するスタイルだったので、病院には足を運んでおらず、詳しいことは分かりませんが、検査証明書の医療機関名には『Al Mokhtabar』 と書かれていました。
ブログ内で紹介したロケットニュースの記事 (https://rocketnews24.com/2021/12/02/1567952/) と同じ病院で、エジプトに多数の支店があるみたいなので有名?なのかもしれません。

>>また日本が認めるフォーマットでないと認められないので、日本から持参したものに記入してもらったほうが早いでしょうか?

私は旅行会社に手配してもらったので、こちらで用意せずとも、病院側のほうで厚労省所定フォーマットを用意 → 印刷してくれました。
ロケットニュースの記事の女性のように、自力で交渉するならば、ご自身で厚労省所定フォーマットを印刷して持参したほうがいいとは思います。

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coooa

とてもわかりやすくご回答ありがとうございます。調べましたところ、その病院はいくつかあるようで、初日に時間があるのでしっかりと確認しに行ってから観光に向かいたいと思います。この事が気がかりでしたのでとても助かりました。ありがとうございます!

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coooa

おはようございます。
『Al Mokhtabar』 という病院の検査を帰国前に受けられ、病院側が用意、印刷してくれたとのことですが、その用紙は内容を満たしており、日本入国時に不備なく問題なかったということでしょうか。もしよろしければその際にもらった陰性証明書を見せて頂くことは可能でしょうか?Instagramのメッセージで送って頂いても構いません。わたしも『Al Mokhtabar』 で帰国前検査を受けに行く予定ですが(旅行会社等は挟まず、自分で行きます)もしその用紙と全く同じなのであればわざわざ日本から持参した用事に、これにサインして!この用紙にサインしてくれなきゃ日本に帰れない!など、お願いする必要はないのかなとおもいまして、お聞きしました。よろしくお願いいたします

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ゆかり

>>病院側が用意、印刷してくれたとのことですが、その用紙は内容を満たしており、日本入国時に不備なく問題なかったということでしょうか。

病院側が用意&印刷してくれたのは【2種類】の検査証明書で、
① 厚労省所定のフォーマットの検査証明書
② 病院側独自のフォーマットの検査証明書

ドイツで日本帰国者専用のPCR検査を受けたときも、2種類受け取ったので、どの病院もそんな感じなのかもしれません。
日本帰国時に空港で提示したのは、①の厚労省所定フォーマットのみです。
②の病院側独自フォーマットは使用していないので、それで帰国できるか否かは分かりません。

>>もしよろしければその際にもらった陰性証明書を見せて頂くことは可能でしょうか?

厚労省のサイトに掲載されているPDFの検査証明書そのものなので、特に見る必要もないかと思います。
もし自力で交渉するならば、ご自身で厚労省所定フォーマットを印刷して持参したほうがいいとは思います。

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coooa

日本指定のフォーマットと病院のフォーマットどちらも書いてもらったんですね!病院側だけのものを提出したのかとおもっていました。
わたしもどちらもサインしてもらったらいいということですね!ありがとうございました!

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