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南米周遊エアパスとは?

エアパス

2014年2月中旬~3月中旬の約1か月間、エアパスを使って南米を大周遊してきました♪

本記事では、予約から発券までの流れを、私の例を交えて解説したいと思います。

 

南米周遊エアパスとは?

数カ国に渡って中南米を旅する旅行者におすすめです。

南米の各航空会社が出している「周遊券(エアパス)」を利用すれば、場合によっては片道ずつ航空券を購入するよりも安く行くことができます。

ただし、周遊券の購入は、事前にルートを決めて日本で購入しなくてはなりません。

つまり、出発前にある程度予定をはっきりさせておかなければならず、バックパッカーのような、気の向くままに旅することを望む人には不向きです。

 

お得な周遊券を発売している南米の主な航空会社は、

  • ラン航空
  • アルゼンチン航空
  • TAM航空

(※ラン航空とTAM航空は2012年6月に合併し、LATAM(ラタム)グループとなりました)

 

1区間から手配可能なものもあり、効率よく、かつ格安で周遊が可能です。

だだし、これ1つでどの区間でも利用可能、というわけではなく、周遊券を使えない区間は別途購入することになります。

また、航空会社によってエアパスのルールが違うので注意が必要です。

 

私は、主に

  • マチュピチュ
  • ウユニ塩湖
  • イースター島
  • イグアスの滝

に行きたかった為、その条件に見合うラン航空の「サウスアメリカエアパスを利用しました。(※イースター島の便はラン航空が独占)

 

しかし、ネットで調べても南米周遊エアパスについての情報は少なく、私自身も、エアパスについて完璧に理解できているわけではありません。

どのみち、サウスアメリカエアパスは個人手配が不可能なので、旅行会社を通して購入することになります。

なので、疑問に思ったことは旅行会社に直接聞いてみるのが良いでしょう。

MEMO
補足

アルゼンチン航空・TAM航空のエアパスは、HPから自分で購入することができますが、某有名ガイドブック(笑)曰く、「日本語のサイトは無くわかりづらいので、旅行会社に手配を依頼するのがおすすめ」とのことでした。

 

旅行会社を選ぶ際の注意点

エアパスは、訪問都市の順序・日程の組み方・利用航空会社によって料金も異なるため、中南米内の航空路線網や、各航空会社の料金条件等の専門知識が必要となります。

その為、エアパスを取り扱える旅行会社は極端に少ないのです。

まず前提として、南米旅行を専門に取り扱っている会社を選ぶこと。

旅行代理店といえば、超大手のJTBやHISが有名ですが、それらは万人に人気な欧米・アジアなどのツアーを中心に取り扱っています。

なので、南米に精通したスタッフがいない可能性が高く、エアパスのことも知らないかもしれません。

  • ガイドブックに広告をのせている会社を選ぶのもヨシ!
  • ネットで検索して会社を調べるのでもヨシ!

会社によって異なるのは、発券手数料くらいでしょう。

 

私は「メルカードツアー」という旅行会社に頼むことにしました。私が南米旅行中に出会った旅人で、この旅行会社を通してで発券した人が他にもいたので、それなりに実績はあるようです。

>>メルカードツアー ホームページ

 

予約から発券の流れ

【1】旅行会社とコンタクト開始

まずは、HPの問い合わせフォームを記入しましょう。

>>メルカードツアーの南米周遊エアパスお問い合わせ・お見積もりフォーム

私の場合、ざっくりと「マチュピチュ・ウユニ・イグアス・イースター島に行きたいです!」みたいなことを書いて送りました。

その結果、この条件に見合うエアパスの種類は「サウスアメリカエアパス」らしいとのことでした。

 

【2】旅行会社の人とメールでやりとり

旅の要望をメールにて伝え、詳細な日程を決めます。

例えば、「○月○日出発、○月○日帰国」「〇月〇日にリマ→クスコの便、○日にサンティアゴ→イースター島の便」などなど。

私の場合、「2月中旬出発~3月中旬帰国。期間は約1か月間。航空券の合計金額が一番安い日で組んでください」とお願いしました。

MEMO
補足

参考までに、メルカードツアーの担当者から聞いた情報によると、

  • 成田←→リマ便は、日本発が火曜日~金曜日、日本着が月~金曜日が安い。
  • サンティアゴ←→イースター島間の便は毎日あるわけではなく、また、私が予約しようと思った時には既に満席の便も出ていたので、最終的にはイースター島の便の日程に合わせて前後を手配していく形を取ってもらいました。

日程と便が確定すると、航空券の合計金額()を教えてもらえます。

この「仮」という部分がポイントです。

困ったことに、料金の確定は予約後になるらしく、予約してみないことには、正確な料金は分からない仕組みになっているそうです。

 

【3】予約

内容に納得したら、メールにて「予約します」との旨を伝えます。

この際、予約フォームに「パスポート記載の名前(姓/名)」「生年月日」「性別」「国籍」を書き込みます。(←これで正式予約)

MEMO
補足

  • 一人ではなく複数人で同じ便を予約する場合は、旅行者全員分の情報が必要です。
  • 「パスポート記載の名前」を書く欄はあれど、パスポート番号・有効期限などを書く欄は任意なので、予約する時点でパスポートを取得していなくても大丈夫です。

予約が完了すると、ここで確定料金が分かります。

この時点では、まだお金を振り込んでもいませんし、キャンセル料もかかりません

 

【4】発券

予約後、料金が確定したところで、発券するかどうかを決めます。検討できる猶予は「3日間」です。

心が決まったら、指定されたメルカードツアーの銀行口座に、航空券代(全額)を振込みます。

発券後、ここで初めてキャンセル料が発生します。

MEMO
補足

しかし、私の場合は検討できる時間が1日ほどしかありませんでした。

何故かというと、私が予約を入れたのは(たまたま)木曜日。土日は発券ができないらしく、この場合は翌日の金曜日が支払い期限となります。

 

【5】eチケットの受け取り

振込みを終えると、メールの添付ファイルでeチケットが送られてきます。私の場合、振込みをした当日夜には、eチケットが届きました。

スケジュール管理は、パソコン及びスマートフォンから可能です>>CHECKMYTRIP

MEMO
補足

あくまでスケジュール確認用のサイトなので、ここからさらに手続きをする必要がある、というわけではありません。

【予約番号(旅行会社の人が教えてくれる)】と【自分の姓(申込書に記載したローマ字の姓)】を入力して【▷】をクリックすると、予約情報が表示されます。

以上が、予約から発券までの流れでした!

 

私が購入した航空券料金一覧 (サウスアメリカエアパス利用)

アメリカン航空

【成田→ダラス】

【ダラス→リマ】

【ブエノスアイレス(EZE)→ダラス】

【ダラス→成田】

 10万3000円+42000円(燃油サーチャージ)+14780円(空港税込み)=15万9780円

 

ラン航空 (航空券1602ドル+空港税76ドル)

【リマ→クスコ】…164ドル

【ラパス→リマ→サンティアゴ】…351ドル (※リマは経由地なので、乗り換え無し)

【サンティアゴ→イースター島】…320ドル

【イースター島→サンティアゴ→ブエノスアイレス(AEP)→イグアス(IGR)】…557ドル(※イースター島からイグアスまでは1区間として計算)

【イグアス(IGR)→ブエノスアイレス(AEP)】…210ドル

 16万6380円(空港税および燃油サーチャージ込み、ただし、ラパス空港利用税は現地払い)+5000円(発券手数料)=17万1380円

[アメリカン航空] + [ラン航空] = 合計331160円

 

MEMO
補足

私は地方に住んでいるので、ついでに日本航空の【中部国際空港←→成田】便の手配も依頼したのですが、無料枠で用意できたので、国内線の航空券代はタダでした。

マチュピチュ・ウユニ・イースター島・イグアスに行って、航空券合計「約33万円」は安いの?という疑問はありますが、メルカードツアーの担当者曰く、「いずれの区間も最安値のエアパス枠で用意した」そうです。エアパスのエコノミークラスは2種類あるとのこと。

ラン航空の料金は、他の航空会社と比べて高いらしく、エアパスの割引を使っても、そこまで安くはならないようでした。

 

キャンセル料について

  • アメリカン航空

発券後のキャンセルの場合(日本出発の前々日までに手続き必要)、45,000円のキャンセル料を差し引き払い戻しが可能です。

  • ラン航空

発券後のキャンセルの場合、US$50(キャンセル料)+¥15,000(払い戻し手数料)を差し引いた額の払い戻しが可能です。

 

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