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旅行先はインスタ(Instagram)で探す?!~新しい旅の見つけ方・情報収集のコツ~

旅×Instagram

近年、とりわけ若い女性たちの間で「Instagram(インスタグラム)」の利用者が急増している背景から、今ドキ若者の旅行情報収集事情が、一昔前とは大きく異なりつつあります。

Instagramは、今や旅行の情報収集に最適なSNSとして広まりつつあり、「旅」と「Instagram」を掛け合わせれば、あなたの旅がもっと楽しくなりますよ♡

本記事では、Instagramの魅力と、それを使った旅人的情報収集のコツ・活用術をご紹介します!

※海外旅行向けの記事ですが、国内旅行にも十分応用できる内容となっています。

 

Instagramが「旅と相性の良い」理由

友人との会話で、私は旅行先をインスタで探しているよ、という話をすると、

  • 「Facebookと何が違うの?」
  • 「使ったことないからよく分からない」

という声をよく聞くので、

まずは、Instagram一度も使ったことが無い人向けに、Instagramの概要を超さらっと(笑)説明します。

Instagramとは、一言でいうと写真特化型のSNSです。

もちろん、FacebookやTwitterでも写真は共有できますが、これらは文章のみ(写真無し)でも投稿が可能です。

逆にInstagramの場合は、最低でも1投稿につき1枚の写真のアップロードが必須なので、写真ありきのSNSと言えるでしょう。

SNSの中で、旅行と相性が最も良いものがInstagram、と言われる所以は、この “写真” という部分にあるのですが、

「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、人が写真から受けるインスピレーションは、時に文章よりも勝ります

ガイドブック・旅行雑誌・旅行会社のツアーパンフレットで、「写真無し」や「モノクロ」ってあまり無いですよね?

それくらい写真は重要で、「たった1枚の写真を見ただけで、その場所にものすごく行きたくなった!」という一目惚れ経験がある人も多いのではないでしょうか。

写真が心を動かす

Instagramは、写真をベースに美しい感動体験をシェアする文化が醸成されており、世界中の多くの旅行者たちが旅の思い出を投稿します。

情報収集」という観点においては、最適なSNSと言えるでしょう。

 

私の中で「旅行書籍」の価値が下がった理由

旅人たちの、海外旅行における情報収集の “バイブル” といえば、ご存じのとおり『地球の歩き方』ですよね。

他のガイドブックよりも情報量が多く、いつもお世話になっております(笑)

地球の歩き方

今も昔も、海外に行く際には必ず『地球の歩き方』を持っていくことに変わりはないのですが、最近、私の中ではその価値が下がりつつあります。

旅をしていると、ガイドブックでオススメされている場所と、実際に旅人たちの間で流行っている場所が、必ずしも一致しないことに気づきます。

また、こんなにも素敵な場所なのに、なんでガイドブックには1ミリも載ってないの?!と驚く経験も日常茶飯事です。

その理由として、一般的なガイドブックの場合、おそらく少ない人数で執筆している為、多かれ少なかれ情報に偏りが生じるのだと思います。

かつ、『地球の歩き方』は、老若男女問わずすべての世代に受け入れられるような、いわゆる「定番」「万人ウケ」する観光スポットを主に掲載している為、若い女性が好むような「カラフル」で「可愛い」旅行地はあまり載っていません。

出発前に『地球の歩き方』しか読まなかったばかりに、帰国後、何らかの形で知ったスポットが自分好みで、「ええええええ!こんな場所があったの?!行きたかった…」と後悔したことは数知れず(号泣)

そんな経験もあり、今となっては、ガイドブックはあくまで参考程度って感じですね。

ガイドブック

逆にInstagramの場合、「写真のプロ」から「カメラ好きな一般人」まで、世界各国の幅広い層のユーザーが日々情報を提供してくれる為、かなり重宝しています。

とりわけ若い女性には、是非ともオススメしたいツールです。

 

Instagramを使った情報収集のコツ

さて、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、ここからは、Instagramを使った旅人的情報収集のコツケース別に解説していきます。

ケース①:行きたい旅行地が決まっている場合

既に行きたい旅行地が決まっていて、あとは細かい部分を決めていくだけ、というケースです。

例えば、イギリスの「ロンドン」に行くことは決定していて、具体的な観光スポットとして定番のビッグ・ベン等は抑えつつ、あとは空いた時間にどこ行こうかなー?・・・というような状態です。

そんなケースにオススメなのが、逆引き検索です。

 

まず前提として、Instagramで写真を投稿する側のユーザーの心境には、

  • 「この写真を1人でも多くの人に見てもらいたい!」
  • 「“いいね”をたくさんもらいたい!」

という「承認欲求」が、意識の根底にあります。

故に、自らのページに多くの人が訪れてもらえるよう、その写真のテーマに沿った道しるべを付けて投稿するユーザーが大半です。

▼道しるべの例

Instagramハッシュタグ機能

その道しるべを利用し、逆引きで検索をかけて写真を探ることで、訪れたことのある人の感動体験を見つけることができるのです。

道しるべ①:ハッシュタグ機能

Twitterにも同じ機能があるのでご存じの方も多いとは思いますが、定番中の定番ですね。

試しに、メキシコのリゾート地「カンクン」を例に検索をかけてみます。

私の場合、まずは地名を日本語(カンクン)で検索し、次に英語(cancun)で検索する流れです。

Instagramタグ

▼「カンクン」で検索をかけてみると、ずらずらっと写真が出てきます。

Instagramカンクン

ラテンらしいカラフルな写真を見てると、もはや出発まで待ちきれません!(笑)

 

道しるべ②:位置情報機能

また、Instagramの投稿にはハッシュタグ以外にも「位置情報」をつけることができ、ここからも逆引き検索ができます。

検索する要領は、ハッシュタグのときと同じです。

Instagram位置情報

 

* … * … * … * …*

このような“道しるべ” を利用した逆引き検索だけでも、それなりの情報は得られるのですが、

+αとしてオススメなのが「特化型アカウント」をフォローすることです。

特化型アカウントとは、特定のテーマに特化し、ひたすらそのテーマに沿った写真のみを投稿し続けているアカウント(ユーザー)のことです。

例を挙げると、私は以前ポルトガルを旅行していたのですが、当時、情報収集を行う上で特化型アカウントを探していました。

試しに、ポルトガルの首都「リスボン(Lisbon)」というキーワードで人物検索をかけてみると、良さげなユーザーを発見

Instagram特化型アカウント

特化型アカウントの場合、検索にHITしやすいよう、特化している事柄に関するキーワードを「ユーザーネーム」や「名前」に盛り込んでいるケースも多く、旅系特化アカウントの場合は、都市名国名で検索をかけると見つかるケースが多いです。

上記の例も「lisbon_me_please」というユーザーネームの中に「リスボン(Lisbon)」という都市名が入っていますよね。

このユーザーさんのプロフィールを見てみると、リスボン在住の日本人の方でした。

旅系特化型アカウントの場合、特定の地域の写真ばかりを投稿していくという性質上、ユーザーが「現地に在住している人」または「観光地・自治体の公式アカウント」であったりするので、一般のユーザーよりも情報の信頼性は高そうです。

また、在住民ならではの有益な情報や、流行・旬のスポットをいち早く共有してくれたりするのでオススメです。

 

ケース②:どこへ行こうか決まっていない場合

このケースは、旅に行きたい!という気持ちはあるものの、

  • 「具体的にどこの国に何があるのか分からない」
  • 「世界中の素敵な場所・絶景を知りたい」

というケースです。

このような場合にオススメなのが、旅写真を投稿しているユーザーをフォローすることです。

 

旅系インスタグラマー

インスタグラマーとは、Instagram利用者の中でも多数のフォロワーがいて、大きな影響力をもつ人たちのことです。

例えば、Googleの検索エンジンに「旅」「インスタグラマー」「有名」「人気」のようなキーワードを入れて検索をかけると、オススメのインスタグラマーが紹介された記事がたくさん出てきます。

▼例:若い女性に絶大な人気を誇るインスタグラマー、aiaiさん

Instagramインスタグラマーaiai

過去の写真などもチェックし、その中から自分好みの写真を投稿しているインスタグラマーを見つけたら、さっそくフォローしてみましょう。

すると、他のSNSと同じように、その人の投稿が自分のタイムラインに表示されるようになります。

いわば、写真に特化した「メルマガ(メールマガジン)」みたいな感じでしょうか。

とりわけ人気のインスタグラマーともなると、写真のクォリティーも高く、その美しい写真たちを見ているうちに、次に行ってみたい旅行先がきっと見つかるでしょう。

 

旅系企業アカウント

Instagramは、個人だけでなく「企業」も利用しており、ビジネスの一環として、ユーザーに情報を発信するアカウントを運営している企業もあります。

▼例えば、有名旅行会社のH.I.S.が運営する、旅する女子のためのアカウント「タビジョ

Instagramタビジョ

一般のユーザーから写真を公募し、編集部が厳選したものをタビジョInstagramアカウントやHISメディアで紹介する、という仕組みです。

「タビジョ」の他にも、旅系企業アカウントは数多くありますので、その一部を紹介します。

顔触れを見ていると、旅に関する事業を行っている企業が運営しているケースが多いですね。

女性向けアカウント

若者向けアカウント

 

 

また、前トピックで説明した「ハッシュタグ機能」を使い、広く情報を集めるという方法もあります。

私は普段この方法はあまり使わないのですが、根気よく探していけば、ビビッとくる写真が見つかる…かも?(笑)

ハッシュタグの一例

  • #海外旅行好きな人と繋がりたい
  • #旅行好きな人と繋がりたい
  • #写真から見つける旅
  • #旅したくなるフォト
  • #絶景
  • #lcc女子旅
  • #jtbで旅したい
  • #マイトリップ
  • #旅好き女子

旅のテーマに合わせてキーワードを変え、行ってみたい場所を探してみましょう♡

 

あなただけのガイドブックを作ろう♪

今までに解説してきた検索方法で見つけた「お気に入りの写真」は、きちんと記録しておくことをお勧めします。

(後々になって、あの素敵な写真をもう一度見たい!と思うケースが多々あるので)

Instagramにはブックマーク機能というものがありますので、それを活用しましょう。

お気に入りの投稿を見つけた場合、写真下のしおりみたいなマークをタップすると、投稿が保存されます。

Instagramブックマーク機能

いいねボタンとは異なり、ブックマークを付けても相手には通知されません

また、自身のブックマーク一覧は他人からは見られない仕様になっているので、人の目を気にせず安心してマークすることができます。

 

▼保存された投稿は、自身のマイページ画面でいつでも確認できます。

Instagramマイページ画面

このような形でお気に入りの投稿を保存していけば、あなたの行きたい場所が詰まった、あなただけのガイドブックの完成です♡

 

 

Instagramのデメリット

ここまで、ひたすらInstagramの良さを力説してきましたが(笑)、私が使用してきて感じた「デメリット」についても記載しておきます。

 

デメリット①:情報の取捨選択が大変

Instagramは、「写真のプロ」から「カメラ好きな一般人」まで、幅広い層のユーザーが日々情報を提供してくれます。

多種多様な情報が手に入るのはとても有難いのですが、とりわけハッシュタグ機能で検索をかけた場合、一覧で表示される投稿のほとんどは素人が撮影した写真です。

あくまで個人的な意見ですが、私にとって、その投稿の95%くらいがどーでもいい投稿です(爆)

100枚の写真を見たところで、自分の中でビビッとくる写真は、ほんの数枚程度。

なので、いつも膨大な写真たちと格闘しています。。。

 

デメリット②:写真が撮影された具体的な位置情報が分からない

検索していて、これは!!!という写真を見つけたものの、そのスポットの具体的な場所(位置情報)が何処なのか、分からないケースがあります。

写真の場所に関する情報をどこまで詳しく記載するかは、各ユーザーによりけりです。

例えば、ロンドンでオシャレなカフェを見つけたInstagramユーザーがいるとします。

  • A子さんは、タグに「#ロンドン」「#〇〇Cafe(店の名)」と付け、位置情報ではそのカフェの位置を正確にピン打ちして投稿します。
  • B子さんは、タグに「#ロンドン」とだけ付けて終了です。

Instagramカフェタグ例

このような場合、A子さんの投稿を見れば、カフェの店名まできちんと記載されているので、後はGoogle Map等で場所を調べれば、自分でも行くことができます。

しかし、B子さんの投稿を見た場合、「ここはロンドンの何処にあるカフェなんだ…?」と悶々とすることになります。

数多くの投稿を調べていると、同じ場所の写真を複数のユーザーが投稿していたりするので、それらを照らし合わせて場所を特定できることもありますが、けっこう大変な作業です。

どうしても場所が分からない場合や、気になったことがある場合、私は投稿したユーザーさんにメッセージを送って質問をすることがあります。

自分なりに丁寧な文章を心掛けているつもりですが、見知らぬ人からの突然のメッセージということもあり、経験上5割くらいはシカトされます(涙)

 

カフェ・レストランのように、ちゃんと「店名」や「住所」があって、場所が特定しやすい場所ならまだよいのですが、例えば「住宅街にあるウォールアート」など、そもそも名前も無いような場所は絶望的です。

撮影者自身も「う~ん、たしか〇〇公園の近くにあったような…」程度しか覚えていないことも多いですし。

出来ることがあるとすれば、とりあえずその投稿をスクショしておいて、現地で住民の人にスマホの画面を見せて聞き込みをすることくらいでしょうか。

結局見つからずにショックを受けて帰国することもありますが、これは仕方の無いことだと割り切って使ってます(笑)

 

デメリット③:写真を加工しすぎて、もはや実物と異なる

これもインスタあるあるなのですが、写真を加工して盛りすぎたあまり、もはや実物とは異なってしまう問題です。

もちろん、FacebookやTwitterに投稿された写真でも、盛られている(笑)と感じる写真は多数あるのですが、Instagramはそれが最も顕著に表れている気がします。

写真特化型のSNSということもあり、ユーザーたちの写真にかける想いは凄まじく、つい…「もっと良く魅せたい!」という衝動に駆られて写真を加工してしまうんですよね…。

※すみません、私もです(爆)

実物を見てガッカリしないためには、1枚の写真だけではなく、別の人が撮影した同じ場所の写真を何枚も見て判断することが必要です。

 

最後に

以上が、旅人的Instagramの活用術でした。

近年、スマートフォンの普及により、誰でも簡単に撮影した写真をSNS上に共有することができるようになり、今後もInstagramの利用価値はますます高まっていくと思います。

ガイドブックやツアーパンフレット等の情報などを参考にして、旅先を決めるのも良いですが、SNSを上手く使いこなすことで、これまでとは違った新しい旅のカタチ・スタイルが作れるかもしれません。

多くの若者たちに、旅探しの媒体として重宝されている “Instagram” 。

あなたも活用してみては?♡

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