旅をする上で、宿泊場所の確保は必須です。
ここ数年で様々なホテル予約サイトが登場し、一般人でも比較的容易にネット予約ができてしまうような、便利な世の中になってきました。
パソコンやスマホの操作に慣れている人は、インターネット上からオンライン予約をするのが早道でしょう。
この記事では、海外のホテルの選び方・予約方法を、初心者向けに丁寧に解説します!
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私のオススメ予約サイト
ネット予約の場合、24時間365日、いつでも予約が完結できるのは便利なシステムなのですが、
最近はあまりにもその予約サイトの数・種類が豊富すぎて、初めてホテルを予約する人にとっては混乱しそうですね(苦笑)
数多くあるホテル予約サイトで、私が実際に使ってみて良かったのはこの3つです
この3つさえ抑えれば、大半の地域のホテルは網羅できるのではないでしょうか。
これらのサイトは掲載ホテル数が多く、日本語にも対応してますので、初心者にも使いやすいかと思います。
上記3つ以外にも予約サイトは数多くあるのですが、初めからいろいろ手を出しすぎると混乱するので、やめておいたほうが無難です。
それぞれの特徴をざっくりと説明すると、
Booking.com
- ホテル掲載数が世界NO.1
- オランダに本社があり、ヨーロッパ圏に強い
Expedia
- 航空券とホテルをセットで予約できる (私は使ったことないですが)
- クーポン・ポイント等、お得な割引制度が充実
Agoda
- タイ生まれのサービスにつき、アジア圏に強い (本社はシンガポール)
- 秘境・マイナーな国にも強い
私の場合は、Booking.com をメイン使いで、条件(価格)によっては
Expedia、マイナーなホテルは
Agoda、という形で使い分けています。
あくまで個人的な意見ですが、Booking.comのレイアウトが一番分かりやすく、機能面でもかゆいところに手が届くので、気に入って重宝しています。
海外ホテル選びのポイント
ここからは、海外ホテルの「選び方」について解説します。
私がホテルを選ぶ上で重要視している要素は、下記3つです。
- 価格
- 立地
- 口コミ
(※細かい部分を挙げると、「フリーWiFi」とか「クーラー付き」とかいろいろあるのですが、語り始めるとキリが無いので割愛します)
価格
まず「価格」についてですが、私だけに限らず、これは言うまでもなく重要ポイントですよね(笑)
ただ、予約サイトで検索をかけて最安値を選ぶ、というやり方は、予算にかかわらずオススメできません。
そもそも、ホテルだけに限らず、安すぎるモノには理由があるのです。
- 設備面に難アリ
→ 不衛生、ベッドに虫が湧く、水シャワーしか出ない、等々。一概には言えないですが、値段が安ければ安いほどクォリティーは下がります。
- 駅または市内中心部から遠く離れている(=立地が悪い)
→ 場合によっては、タクシーを使わないとホテルまで行けないというケースもあり、思わぬ出費が発生したりします。
また、「個室」or「ドミトリー(相部屋)」、「バス・トイレ付き」or「バス・トイレ共用」等の条件によっても、金額が大きく異なります。
立地
私自身、ホテルの立地はとても重要な要素だと感じており、価格よりも立地重視派です。
しかし、「立地が重要」と言われても、土地勘もない初めて行く場所で、どこが立地が良いかなんて分からないよ!と思ったそこのあなた。
▼立地の調べ方については、こちらの関連記事をご覧ください

ちなみに、立地が良ければ価格も高くなる傾向にありますが、立地が良い=高級ホテル、というわけではありません。
お手頃価格の好立地ホテルも存在しますので、そのような宿を選ぶようにしています。
私は、初期設定のホテル一覧画面よりも、地図検索機能を使い、地図上から視覚的にホテルを検索することが多いです。
▼Booking.com:【左】一覧画面、【右】地図検索画面
口コミ
ホテル予約サイトだけに限らず、最近のインターネットは口コミ情報盛りだくさんなので、利用者側からすればとても有難いです。
私の場合、立地が良く かつ 価格もお手頃なコスパの良いホテルを見つけたら、まずそのホテルの口コミをチェックします。
▼こちらは、Booking.comの口コミ閲覧画面です
さて、ここからは、口コミの見方・チェックポイントをお伝えします。
スコアよりも「内容」を重要視
各宿泊者が書いた口コミは自動集計され、ホテルごとに「口コミスコア」として数値化されます。
Booking.comの場合は10点満点です。できれば7~8点以上が望ましいです。
スコアの高さも重要といえば重要なのですが、私はあくまで参考程度に留めています。
その理由として、この集計というのは、「国籍」「男女」「年齢」「部屋タイプ」等の条件・背景の違いにかかわらず、一緒くたんにして平均値を出しているからです。
とりわけ差が出る条件は「部屋タイプ」です。
ホテルによって、
- 個室しか無い宿
- ドミトリー(相部屋)しか無い宿
- 個室・ドミトリーの両方がある宿
があるのですが、両方がある宿の場合はちょっと注意。
よくよく口コミを読んでいると、個室に泊まった宿泊者はわりと高評価なのに、ドミトリー客の評価がすこぶる悪い…なんてケースがよくあります。
ドミトリーの場合、お互い始めましての旅行者たちが一緒の部屋に泊まるという性質上、いわゆる「当たり外れ」が生じます。
同部屋の人に対して不満を持った場合、人間というものはつい感情論で動いてしまう生き物なので、ホテルの設備面云々よりもそちら側に意識が向き、悪い評価を付けることもあるのです。
ですので、私は口コミのスコア(数値)よりも内容(中身)を重要視します。
ちなみに、宿泊者がどの部屋タイプに泊まっていたのかは、口コミの「文面」から分かるときもありますし、Agodaの場合、口コミのすぐ隣に書いてあります。
▼例を挙げるとこんな感じです。部屋タイプだけでなく、宿泊月など他の情報も充実!
このあたりの情報は、Booking.comやExpediaの口コミ画面では分からないので、ここは改善して欲しいところではありますね(笑)
注目すべきは「日本人」の口コミ
また、口コミを参考にするならば、日本人が書いたものを優先して読むことをオススメします。
外国人が書いた文章は信用できない!とか、外国語で書いてあるから読めない!(笑)という理由ではなく、外国人さんの感覚・感じ方って、日本人とはちょっと違ってたりするんですよね。
また、世界最大の旅行サイトであるTripAdvisor (トリップアドバイザー) も、サイトそのもので予約をすることは出来ませんが、口コミが多数掲載されているのでオススメです。
予約する際に注意すべきこと
気に入ったホテルも見つかり、いざ予約!
でもちょっと待って!!!サイトでホテルを予約する際に注意すべきことは、意外と多いのです。
では、順番に解説していきます。
キャンセル規定について
各ホテルによって、キャンセルの規定は様々です。予約時には、必ずそのホテルのキャンセルポリシーを確認しましょう。
キャンセル不可
このタイプの場合、宿泊代の返金は無し(ゼロ)です。
キャンセル無料
「無料」といっても、当日までずっと無料、というホテルは稀だと思います。たいていのホテルは、宿泊日の1週間前~前日(※現地時間ベース)までキャンセル可能です。
キャンセル不可と無料の2パターン
キャンセル不可プランのほうが、金額が安く設定されているケースが多いです。
私の場合、できるだけ「キャンセル無料」の宿を選ぶようにしています。
その理由として、私の経験上、ホテルって後々になってやっぱり変えたくなることが多々あるんです。
また、仕事の都合や、親族の不幸等々、旅行そのものに行けなくなってしまった!という可能性も無いとは言えませんよね。
料金支払いのタイミング
ホテルによって、宿泊代金が決済されるタイミングが異なります。
両者とも一長一短ありますので、お好みで選んでみてください。
事前決済 (クレジットカード前払い)
ホテル予約時に、料金の決済も同時に行います。
キャンセル不可のホテルの場合は、どちらにせよ予約後の返金は無いので、事前決済が基本です。
予め料金を支払っておくので、到着したばかりで現地の通貨をまだ持ち合わせていないときでも慌てずに済みます。
現地払い
チェックイン時またはチェックアウト時に、ホテルで直接お支払いします。
たいていカードで支払えますが、中には現金払いのみのホテルもありますので注意が必要です。(とりわけ発展途上国)
私は、断然!現地払い派です。
事前決済の場合、ホテル側の手違いで、現地で宿泊料金を二重に請求されることが稀にあるらしく、外国語が堪能ではない私にとっては説明が億劫なので。(今のところそんな経験はないですが)
ExpediaやAgodaの場合は事前決済のケースが多いので、私的にはそのあたりがマイナスポイントです。
キャンセル不可の宿だったらまだいいのですが、キャンセル無料の宿でも事前決済しなければならないケースが多いのが難点…。
(※キャンセル無料のホテルをキャンセルした場合は、後日カード会社から返金があります)
Booking.comの場合、
- 直前までキャンセル料が無料となるホテルが多く
かつ
- 現地払いが可能なホテルが豊富
なので、私は何だかんだでBooking.comで予約してしまうケースが多いです。
Booking.comでも、予約時にクレジットカード情報の入力は必要ですが(稀に不要なホテルも有)、これはあくまで予約保証のためで、実際にそのカードから料金が引き落とされることはありません。
キャンセル料金が発生する時期にキャンセルした場合にのみ、カード請求が発生します。
▼こちらは、Booking.comの支払い画面です
チェックインの際、予約時に入力したクレジットカードの提示を求められることがありますので、忘れずに持っていきましょう。
また、併せてパスポート(本人確認)が必要なことも多い為、すぐに手渡せるように準備しておきましょう。
税込みか、税抜きか
これ、かなりややこしいのですが、同じ予約サイト内でも、ホテルによって金額表記が「税込」の場合と「税抜」の場合があるんです。
税込または税抜で統一してほしいところではありますが…、「料金が安い順」機能の意味(笑)
値段を比較する際は、税金等の別途かかる費用があるかどうかを必ず確認しておきましょう。
ハワイなどのリゾート地では、別途「リゾート税」がかかったり、国・市によっては「市税」がかかることもありますのでご注意を。
▼参考:Booking.com
さらにややこしいと、「宿泊代金」はクレジット前払いなのに、「税金」と「市税」は現地払い…というように、ナゼか2回に分けて代金を払わされるホテルもあったりします。
▼朝食に関しても、「朝食込」と「朝食別料金」のホテルがあります。
予約画面にはしっかりと目を通す
旅行前ともなると、準備でバタバタになる人も多いかと思いますが、仮にどんなに忙しくとも、サイトの予約画面の文章にはしっかりと目を通しておくべきです。
例えばBooking.comの場合、「大事なこと」という注意書きの欄が、予約画面の左下にあります。
ホテルによって内容はさまざまですが、例えばこんなことが書いてあります。(※実際の文章です)
- フロント営業時間外に到着予定の場合は、事前に宿泊施設までお知らせください。連絡先の詳細は予約確認書に記載されています。
- チェックイン時に〇〇$の損害補償用デポジットが必要になります。チェックアウト時に宿泊施設がお部屋を確認し、破損などがなければ全額が返金されます。
- クレジットカード決済には3%の手数料が適用されます。
- American Expressクレジットカードでの支払いは受け付けていません。
- 18~35歳の大人の方のみ宿泊できます。
大半の宿は日本語に翻訳されていますが、稀に現地語で書かれているケースも有ります。読めない場合は、Google翻訳等を使いましょう。
場合によってはけっこう重要なこと書いてあるため、これを見逃してしまうと、後々になって「こんなはずじゃなかった!!」と後悔することになりますよ。
要望があれば事前に伝えておく
Booking.comやAgodaの場合、予約フォームに要望やコメントを書く欄がありますので、伝えるべきことは予めホテル側に伝えておきましょう。
▼参考:Agodaのリクエスト欄
私の場合、
- 荷物が重いので下の階を希望 (エレベーターが無い場合)
- 景色が良い部屋を希望
などの内容を書き込むことが多いです。
もちろん100%実現してもらえるわけではありませんが、空き状況によっては考慮してもらえますので、言うだけ言っておいたほうが得ですよね!(笑)
* … * … * … * …*
いろいろ書いていたらずいぶんと長くなってしまいましたが、私がホテル予約で気をつけていることは、こんな感じでしょうか。
旅を始めたばかりのときは、「宿なんか安ければどこでもいいでしょ~」と思ってましたが、やはり良いホテルに泊まったときのほうが、旅の満足度も上がるんですよね。
この記事が、ホテルを選定する上で参考になれば幸いです(*´꒳`*)
とても参考になりました!ありがとうございます!ひょんな事から日本語しか喋れない友達と私でパリとスイスを旅する事になり(個人旅行)、当然、スマホ頼りの旅なのでどんなWiFiをレンタルしようか?とか、車の運転は得意なのでスイスではレンタカー借りてあちこち行こうかとかホテルをbooking.comで探して予約したりとか、、 山程の情報を収集してる最中にこのDecorate my trip を見つけて読ませて頂いています。本当に参考になりました!不安だらけではありますがしっかり準備して楽しみたいと思ってます!!若くはないのですがこのドキドキワクワクが大好きなわたしなので楽しんで帰って来た時、又1つ自信になり成長した自分の姿をイメージして頑張りまーす!何かアドバイスぎありましたら宜しくお願いしますm(_ _)mありがとうございました!!
コメントありがとうございます!私はスイスでレンタカーを借りた経験はありませんが、自分の好きな場所を好きなように周れるレンタカーの旅はおすすめです。私もお恥ずかしながら英語はほとんど話せませんが、事前に下準備・調べ事をしっかりと行い、現地で気をつけるべきことを守っていれば、今まで特に問題無く旅できています。フランスもスイスも素敵な国なので、思いっきり楽しんできてくださいね!