チェンマイのコムローイ祭り完全ガイド

モロッコ・マラケシュのホテル事情と、私のおすすめリヤド2選

マラケシュ リヤド

モロッコの中央部に位置し、「ローズピンクの街」と呼ばれるマラケシュ。

世界各国から旅行者が集まるマラケシュには、安宿から~高級ホテルまで様々なホテルが揃っています。

これからマラケシュを訪れる方に、ぜひともおすすめしたい宿泊施設が “リヤド”( رياض )。

リヤドとは、かつて人が住む場所として使われていた邸宅を、旅行者を受け入れるために改装したもので、

モロッコらしい家具や調度品であしらわれた内装が、女心をくすぐります♡

ただ、モロッコならばどの都市でもリヤドに泊まれるというわけではなく、古い歴史を誇る世界遺産の街、マラケシュフェズに多いです。

とりわけマラケシュのリヤドはかなり洗練されており、マラケシュに来てリヤドに宿泊しないなんて勿体無いですよ~!

本記事では、マラケシュのホテル事情おすすめのリヤドをご紹介します♡

前置きはいいから、マラケシュのおすすめホテルが知りたい!という方は、こちらから該当部分にジャンプできます。

 

マラケシュのホテルはとにかく数が多すぎる!

私がマラケシュのホテルを探していてまず驚いたのが、その数の多さです。

試しに、有名予約サイトのBooking.comでマラケシュのホテルを検索してみたところ、1800軒超えという驚異的な数字が出てきました。

マラケシュホテル 総数

地図検索機能を使って、地図上から視覚的にホテルを検索してみると、その大半は旧市街(メディナ)内にあることが分かります。

マラケシュホテル 分布図(メディナ)

絞り込み検索で、場所を旧市街内に限定しても約900軒、さらに旧市街のリヤドに限定しても約650軒・・・。

旧市街の広さとしては、歩いて周れる距離 (東西 約2km・南北 約3km) なので、その狭い空間に、数多くの宿がひしめきあっているというわけです。

私の経験上、ここまでホテルが密集している都市はレアケースです。

選択肢が多いのは良いことなのですが、心理学的には、人間は選択肢が多いほど むしろ選べなくなる(=決断できなくなる)ので、

「どれを選んだら良いのか分からない!迷う!」という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

実際、私も始めのうちは予約サイトのホテル詳細ページを1つ1つ見てたのですが、キリが無さすぎて諦めました(笑)

 

おすすめの検索方法は、

  1. 旅行者のブログインスタ等でおすすめされているリヤドをチェック
  2. ある程度 目星をつけた上で、ホテル予約サイトで空室状況価格等をチェック
  3. いざ予約!!!

・・・という流れが一番効率的なのではと思います。

(いきなり予約サイトを見ても、おそらく数の多さに混同して選べない)

当ブログでも、私が実際に宿泊してみて良かったリヤドを紹介していますので、よろしければ参考にしてみてくださいね♡(※詳細は後ほど・・・)

 

競争率が激高!人気リヤドは争奪戦

数々のブログやインスタを読み漁っていると、「ここよく見かけるなあ・・・」というリヤドがいくつか出てくるかと思います。

マラケシュには、いわゆる「超人気リヤド」というものが存在し、世界中の旅行者から注目を集めています。

代表的なのはこちら

リヤド ビー マラケシュ(Riad Be Marrakech)

ネットの写真を見ていると、確かにめちゃくちゃおしゃれです。

プロトラベラーのaiaiさんの影響もあってか、人気に火がついているようで、

かつ、海外の超有名インスタグラマーたちがこぞってインスタに写真をUPしている為、旅行者の認知度も高く、故に競争率が激高です。

(半年以上先まで予約で埋まっているものもあります)

ちなみに、私も上記リヤドを予約しようと試みたのですが、3ヶ月前では遅すぎでした…(涙)

ずっとキャンセル待ちしてましたが、最後まで空くことは無かったです。

* … * … * … * …*

そもそも、リヤドは最初から来客を受け入れる目的で宿泊施設として造られたわけではありません。

元々は裕福な家庭の邸宅して建てられた家なので、多少の規模の差はあれど、大半のリヤドは少人数の宿泊客に数室の寝室が用意されているだけです。

個人経営&家族経営というケースも多く、部屋の絶対数が少ないということも、人気リヤドが満室になりやすい原因の1つでしょう。

ですので、これらの人気リヤドに宿泊したいと思うならば、とにかく早めに宿を予約することを全力でおすすめします!!!

* … * … * … * …*

ただ、超人気リヤドでなくても、辛抱強く探していれば、「これは・・・!」という自分好みのリアドを見つけることもあります。

いわゆる「隠れ優良リヤド」(←勝手に命名。笑)です。

では、次トピックより、私がときめいた おすすめのリヤドをご紹介します!♡

 

マラケシュのおすすめリヤド

おすすめ①:リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

こちらは、カップル or 夫婦旅にぜひともおすすめしたいリヤドです♡

(私はひとりで泊まったんだけどねっっっ!笑)

私のお気に入りポイントは、このおしゃれすぎる中庭です。赤い絨毯と植木の緑が合わさり、モロッコらしい雰囲気を醸し出しています。

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

大半のリヤドには、中庭や噴水などの水場が設けられています。そして、その中庭を取り囲むように部屋が配置されています。

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

▼夜はこんな感じでライトアップされ、幻想的な雰囲気…♡

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

しかも、中庭エリアには穏やかなBGMが流れていて、贅沢な空間…♡すべてが素敵すぎる~~!(語彙力)

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

お部屋はこんな感じです。この写真だと伝わりませんが、スーツケースが余裕で広げられるくらいスペースが広いです。

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

▼清潔なバスルーム。こちらも広々としています。ホットシャワー&水圧も完璧!

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

唯一欠点を挙げるとしたら、暖房があるものの、効きが悪いということくらいでしょうか。

私がマラケシュを訪れたのは5月上旬で春の時期にあたりますが、それでも夜は寒さに震えました。

宿泊したお部屋は天井高が高かったので、暖かい空気は上にのぼっていっちゃったのかもしれませんね(笑)

* … * … * … * …*

オーナーも優しく親切で、観光の相談に乗ってくれたり、

このリヤド内にいるときは、メディナの喧騒から切り離され、かなりリラックスできました。

宿泊客は若い欧米人カップルが多く、新婚旅行とかで泊まれたらほんとうに素敵だろうなあ…♡

(もう一度言いますが、私はひとりで泊まったんだけどねっっっ!号泣)

* … * … * … * …*

場所は、フナ広場から徒歩10分くらいで、旧市街(メディナ)の中にあります。

予約に関しては、以下のホテル予約サイトで受け付けています。

Booking.com でホテルを予約する

Expediaでホテルを予約する

Agodaでホテルを予約する

部屋にもよりますが、だいたい1万~1万3000円くらいです。

 

おすすめ②:リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

こちらは、女子旅にぜひともおすすめしたいリヤドです♡

“プリンセス”という名前の通り、お姫様 気分を味わうことができます♡

リヤドにしては規模が大きく、可愛らしい中庭が3つもあります。(普通は1つ)

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

▼いくつもの噴水には、生花の薔薇の花びらが散りばめてあって素敵♡

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

▼至るところにあるシャンデリア

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

どの調度品もおしゃれで、センスの高さを感じます。とにかく広いリヤドなので、めちゃくちゃ探検してました(笑)

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

▼ここからは私が泊まったお部屋を紹介!入口から既に可愛い~♡

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

ベットやトイレ・バスルームなど、部屋にも薔薇の花びらが散りばめてあって、とっても素敵!バスローブもありました。

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

▼お部屋にもシャンデリアが…♡

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

唯一欠点を挙げるとしたら、

(私の部屋だけかもしれませんが)バスルームが廊下を挟んで別室にあり、いちいち移動するのが面倒なことかな。

リヤド エ パレ デ プランセス(Riad Palais Des Princesses)

場所は旧市街(メディナ)の中にあり、フナ広場や、バヒア宮殿のある史跡地区に近く、マラケシュを散策するのにとても便利な立地です。

私は、4:20発カサブランカ行きの列車を予約していたのですが、深夜にもかかわらず、スタッフさんがフナ広場までスーツケースを運び、タクシーをつかまえてくれました。

暗い夜道をひとりで歩くのが不安だったので、付き添ってくれて本当に助かりました。

出発が早過ぎて朝食(別料金)は食べれなかったのですが、予約サイトの写真を見てると、ビュッフェ形式でかなり豪華!

* … * … * … * …*

予約に関しては、以下のホテル予約サイトで受け付けています。

Booking.com でホテルを予約する

Expediaでホテルを予約する

こちらのリヤド、意外にもお手頃価格(?)で、私の部屋は約7,000円でした。

このクォリティーでこの値段はコスパ良すぎる~!!!

 

マラケシュでリヤドに泊まる際の注意点

リヤドに宿泊する上で私がいちばん困ったことは、とにかく場所が分かりにくい!というもの。

リヤドは都市部で生まれた宿泊施設ですので、大半は旧市街(メディナ)の中にあります。

マラケシュだけに限らず、モロッコの旧市街は城壁に囲まれていて車は内部に侵入できない為、タクシーでホテルの目の前まで行くことはできません。

また、タクシーの運転手にリヤド名だけ伝えても、「ああ、あそこね!」みたいな反応は99%くらいされないので(笑)、リヤドの住所や、スマホ等で地図を見せるのが手っ取り早いです。

たいていはフナ広場で降ろされた後、徒歩でリヤドまで向かうのですが、

迷宮都市のフェズほどではないものの、マラケシュのメディナも相当 道が入り組んでおり、旅行者にとっては難解です。

さらに、ホテルのように【〇〇 HOTEL】みたいな目立つ看板もなく、そこがリヤドだと気づかずに目の前を通りすぎてしまったこともしばしば。

▼例えば、この写真は先ほど紹介したリヤド ダール イェマの入口です。

リヤド ダール イェマ(Riad Dar Yema)

いちおう、扉に「Riad Dar Yema」と小さくリヤド名が書かれていますが、(緑色の部分)

心の中で「いやいやいや、ぜったい分からんでしょ!」と叫びました(笑)

普通の民家にしか見えん・・・(まあ、元々は民家だったんだけども)

 

モロッコの家は外側には閉ざされ、内に開いている」と地球の歩き方にも書かれている通り、

リヤドは、外側から見ると何の変哲も無い土壁の建物なのですが、一歩中に入ると、多彩なイスラムの「美」を感じることができます。

女性といい建物といい、美しさをあえて隠すという、イスラム文化の奥ゆかしさよ♡

MEMO
補足

  • ちなみに、一度行けば 2回目からは何となく分かるようになります(笑)
  • リヤドの送迎サービスを利用する、というテもあります。

 

最後に

一般的なホテルと勝手が異なることも多いリヤドですが、せっかくモロッコに来たならば、ぜひとも体験してもらいたい宿泊施設です。

海外ホテルの場合、とりわけ発展途上国の接客・サービスはずさんなことも多々あるのですが、

モロッコのリヤドは、オーナーだけでなく清掃スタッフまで愛想の良い方も多く、おもてなしの精神を感じました。

メールのレスポンスも、海外とは思えないほど早いです。

私の予想ですが、マラケシュはリヤドの数が多い(=ライバルが多い)ので、激戦区で生き残っていくにはサービスの質を上げることが必要不可欠なのかもしれません。

 

私はどちらかというと宿にあまりお金をかけないタイプなのですが、あまりにもマラケシュのリヤドが素敵すぎて、つい奮発しちゃいました♡(笑)

ちょっぴり贅沢できて、かなり満足度の高い旅になりました。

個人的には「モロッコ観光の大きな目玉」といっても過言ではないはず。

以上が、マラケシュのおすすめリヤド紹介でした♡

 

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