イスラムヘーレス (Isla Mujeres) は、メキシコのカンクン周辺に位置する小さな島です。
カンクンから日帰りでも行けてしまうというアクセスの良さから、近年 リゾート地としての人気が高まっています。
ちょっとした長期休暇を取って、カリブ海の素敵な海を眺めながらのんびりと過ごす・・・というスタイルが一般的なようで、
港に到着後、真っ先にビーチに向かい、ダイビングやシュノーケリング等のマリンアクティビティに興じる観光客も多いのですが、
実は、イスラムヘーレスの魅力は美しいビーチだけではないんです!
私が訪れたのが冬 (年末年始) だったこともあり、肌寒くて海に入る気が起きず、島をゴルフカートで一周してたのですが、
海に入らずとも相当楽しめたので、この記事ではガイドブックには載ってない “穴場” をご紹介します。
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島歩きが楽しい♪イスラムヘーレスのカラフルなストリートアート
ガイドブック等にはあまり取り上げられていないのですが、イスラムヘーレスはカラフルなアートで溢れた島です。
近年より始まったアートプロジェクトにより、島の中心部 (ダウンタウン) を中心に、多数のストリートアートが描かれました。
それに負けじと(?)、商店やレストランもカラフルな外観のものが多い印象を受けました。
島内を散歩しながら、美しいアート巡りをするのが楽しいです♪
▼こちらは精巧な作りのタイルアート

▼可愛い水色の家。「CASA」と書いてあるので、宿泊施設なのでしょうか。


▼島なだけあって、「海」をテーマにしたアートが多い印象です


▼メキシコらしいガイコツの絵柄

▼レストランもカラフルすぎる外観です


▼街中の商店もいちいち可愛い♡笑


イスラムヘーレスのアートは、島内全域に点在していますが、その大半は島の中心部 (ダウンタウン) にあります。
私はゴルフカートをレンタルして島をぐるっと一周しましたが、中心部だけならば徒歩でもOKです。

▼島民 & 観光客の「足」の定番となっているゴルフカート

気分はマーメイド♡イスラムヘーレスの貝殻の形をした家
イスラムヘーレス島の南端寄りには、Casa Caracol (The Shell House) という貝殻の形をした家があります。



photo by:Airbnb
女の子の夢が詰まったこのデザイン!素敵すぎる~!!!♡
外観も内装も白で統一されており、涼しげな印象を受けます。


photo by:Airbnb
内装もかなり凝っており、バスルーム・洗面台・キッチン等には、すべて本物の貝殻やサンゴがあしらわれています。

photo by:Airbnb
こちらのお家、世界的に有名な民泊サイト Airbnbで宿泊することが可能です。
時期にもよりますが、1泊3万~4万円くらいです。(一軒家をまるまる貸切り & 最大4名まで宿泊可能)
観光地とはいえ、メキシコの物価から考えるとお高めですが、「貝の中に泊まる」という経験は、おそらくここでしかできないと思います。
超人気物件のようで、私が旅行前にサイトを見たときは、数ヶ月先までほぼ予約で埋まっており、
「せめて外観だけでも拝ませてくれ!」という切なる気持ちで実際に行ってきました。
▼こちらが玄関口です

しかし、この貝殻ハウス、周りを高い塀で囲まれており、中の様子がさっぱり分かりません。。。
▼辛うじて見える貝殻

▼ズームして撮ってみる(笑)

かなり不完全燃焼ですが、次にメキシコを訪れる際にリベンジしたい~!!!
マーメイド気分が味わえる貝殻の家、おすすめです!
死後の世界もハッピー!イスラムヘーレスのカラフルすぎるお墓
イスラムヘーレスは、建物だけでなくお墓もカラフルなんです!
メキシコは “死” に対する根本的な考え方が日本とは異なっており、それを最も象徴するのが、毎年のように行われる 死者の日 (10/31~11/2) という祝祭です。
この期間には死者の魂があの世から戻ってくるといわれ、多くの人々が墓地を訪れて故人に祈りを捧げます。
いわば日本でいう「お盆」のような位置づけですが、メキシコでは故人が好きだったものをお供えすると共に、色とりどりの花で祭壇を埋め尽くします。
私がイスラムヘーレスを訪れたのは、死者の日でも何でもない年末年始 (元日) でしたが、島の各地でこのようなカラフルすぎる墓地を見かけました。

このお墓、もちろん観光客用に作られているわけではなく、島民たちが普通に利用しているリアルなものです。
実際、地元の人々が参拝している姿を見かけました。

日本のお墓の場合、生花をお供えするのが一般的?かと思うのですが、イスラムヘーレスの場合、大半は造花でした。
そのぶん、花が枯れることが無く、鮮やかな色々が墓地に溢れかえります。


▼イスラムヘーレス島らしい、貝殻が添えられたお墓

▼ギターの形をしたお墓まで!生前はよっぽど音楽が好きだったんですかね(笑)

このようは墓地は、島内に何か所もあるのですが、私の知る限り、最も規模が大きくてカラフルな墓地は、ダウンタウンにあるこちら↓です。
お墓の写真を撮るなんて、なんてバチ当たりな!!!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが…
いちおう写真を撮る前にお墓に手を合わせたので…大丈夫です…よね?(震え声)
こんなカラフルなお墓に入れるのならば、死後の世界もハッピーに暮らせそうな気がします。
* … * … * … * …*
以上が、イスラムヘーレス島の、ガイドブックには載ってない“穴場”でした!
カンクンからイスラムヘーレス島への行き方
ここからは、これからイスラムヘーレス島を訪れる人向けのインフォメーションです。
イスラムヘーレスは、メキシコのカンクンから一番近い島です。
高速船 (フェリー) 利用で、所要約30分です。
- カンクンのセントロ
- カンクンのホテルゾーン
のそれぞれの港から、イスラムヘーレス島行きの船が出ています。
カンクンのセントロ (ダウンタウン) から行く場合、港の場所は Gran Puerto (グラン・プエルト)です。
▼Gran Puerto (グラン・プエルト) の外観

この港から、Ultramar社のフェリーに乗ります。チケット売り場で往復チケットを購入(300ペソ)。

時刻表は、Ultramar社の公式サイトで調べることができます。
参考までに、私が行った時の時刻表を載せておきますが、時期によって時刻が変わるそうなので、必ず最新の情報を確認してください。

深夜の時間帯を除いて、30分置きに出ているようです。
▼短時間ですが、船旅のスタート!

▼船上から見たGran Puerto (グラン・プエルト) の港

他のブログを読んでいると、海の色がとても綺麗らしいのですが、私が行ったときは空が曇っていたので微妙・・・。
たったの30分なので、あっという間に到着です!

▼可愛いクマさんがお出迎え♡

ちなみに、イスラムヘーレスの名前の由来は「女の島」で、正確には Isla (島)・Mujeres (女性) という意味があるのですが、
カラフルでフォトジェニックなスポットが多く、別の意味でも女子旅にオススメしたい場所です。
当初は「イスラム教と何か関係がある場所?」と勝手に思い込んでいたのですが、そもそもメキシコはキリスト教でした。笑
もちろん男性も入ることができる島ですので、カップル旅にもオススメですよ~!
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