コロナ禍の海外旅行ノウハウ集

ザリピエに現地ツアーで行く方法~ツアーのメリット&デメリットを解説~

Zalipie EL tour

現地ツアーを利用して、クラクフから日帰りでザリピエに行ってきました。

ザリピエまで公共交通機関(鉄道・バス)で行った旅行記は多数見かけるのですが、ツアーで行った人の口コミがあまり見当たらないなあ…と思ったので、

  • 現地ツアーでザリピエに行きたい!
  • ツアー or 自由旅行で迷っている!

…という旅行者向けに記事を書きました。

「現地ツアー利用」「公共交通機関利用(自由旅行)」の両方とも経験した私が、それぞれのメリット&デメリットを分析します。

 

私が参加したザリピエツアーの内容

私は、E.L tours という旅行会社のプライベートツアーに参加しました。

ザリピエツアーの詳細ページ(英語)はこちらです>>Zalipie Village

ツアー料金(2018年8月時点)

  • 2名まで:900 PLN / 225 EURO / 245 USD (※ランチ付きの場合、290EURO)
  • 6名まで:1200 PLN / 300 EURO / 330 USD

料金に含まれているもの

  • クラクフからのホテル送迎(タルヌフからでも可)
  • 英語ガイド 兼 ドライバー
  • いくつかの家への入場料

その他

  • 所要時間は5~6時間 (※クラクフからザリピエまで片道約1時間~1時間半かかる為、現地滞在は3~4時間程度)
  • ホテルピックアップは9~10時くらいの間 (※プライベートツアーなので、時間の要望は聞いてくれます)

私は友人と2名で参加したので、225ユーロを割り勘して、1人あたり122.5ユーロでした。

ポーランドの物価から考えると高いような気もしますが、プライベートツアー(=貸し切り)なので、まあ仕方ないかなと。

ザリピエにはレストランが一切無いので、ランチ付きプランは、ザリピエ以外のレストランで食べることになるとは思うんですが、

それにしても、ランチが付くだけでプラス65ユーロって、ぼったくりレベルで高くないか?という話になり、ランチは無しにして、昼食用のパンやお菓子をクラクフのコンビニで買って持参しました。

 

予約から参加までの流れ

ザリピエツアーのページ(Zalipie Village)のいちばん下に、【Book the tour】というボタンがあるので、入力フォームに個人情報を入力して送信。

そこからツアー会社の方とメールでやりとりをし、詳細を決めていきます。

レスポンスは比較的早く、プライベートツアーなので、ある程度の要望は聞いてくれると思います。

ツアー当日は、約束していた朝9時に、パウロ(Paulo)という男性ガイド 兼 ドライバーがホテルに迎えに来てくれました。

車に乗り込み、一緒にザリピエまで向かいます。だいたい1時間くらいで到着です。

そこから、博物館ショプカ農園花模様の民家数軒文化センター教会花畑の順に車で周り、14:30頃にザリピエを出発。

クラクフのホテルに戻ってきたのは16:00頃でした。

 

なぜツアーに参加しようと思ったのか

私は、もともと、現地ツアーを使わず自分で好きな場所を好きなだけ周りたいタイプです。

そんな自由旅派の私が、何故わざわざツアー参加という選択をしたのかというと、ザリピエに行く8月15日が、たまたまポーランドの祝日(聖母昇天祭)だったからです。

初めは、鉄道とミニバスを乗り継いで公共交通機関を使って行こうと思っていたのですが、

EURO TRANS公式サイトによると、タルヌフからザリピエまでのミニバスが、どうやら祝日は本数が激減する模様。

zalipie timetable

でも、ヨーロッパの別の国に行った時、田舎のバスは土日祝は運休になるのが当たり前だったので、

時刻表上には便が存在するとはいえ、当日にバスがちゃんと動いてくれるのか不安に。。。

聖母昇天祭は、とりわけキリスト教の中でも特にカトリック教会の重要な祭日にあたるので、クラクフでは町の商店やレストランの多くが閉まっている、という内容のブログを見かけ、さらに不安は加速。

(※ミニバスが8月15日に動いてるかどうかは未だに謎ですが、観光に関しては、特に支障が出ることは無かったです。笑)

ザリピエのためにポーランドに行く!といっても過言では無いくらい、ずっと行きたいと思っていた場所だったので、

友人と相談し、安全パイである「ツアー参加」を選択することにしたのでした。

* … * … * … * …*

では、ここからは、公共交通機関利用(自由旅行)と比較しつつ、ツアー参加のメリット&デメリットを分析します。

 

ツアー参加のメリット

メリット①:移動が楽!!!

最大のメリットはこれだと思います。すべて車移動で完結するので、とにかく楽です(笑)

「移動」というのは

  1. クラクフからザリピエまでの移動
  2. ザリピエ村内を周る移動

2つがあるのですが、

まず、クラクフからザリピエまでの移動に関しては、

ツアーを使わない場合は鉄道とバスを乗り継いで行くのですが、詳しくは「ザリピエ村への行き方」に記載してますので、参考にしてください。

クラクフからザリピエ村への行き方~鉄道&バス利用~

次に、ザリピエ村内を周る移動についてですが、

村の見どころは広範囲に点在しており、お花模様の家が密集している訳ではありません。

田舎あるある(笑)なのですが、1軒1軒の家同士がかなり離れているので、徒歩で周る場合はとにかく歩かされます。

  • 子連れのファミリー旅行
  • 同行者にご高齢者がいる

という場合は、間違いなく徒歩移動は無謀だといえるでしょう。

 

メリット②:言語面のハードルが下がる

ポーランドは、田舎になればなるほど英語が通じなくなります。

ザリピエももれなくド田舎ですので(笑)、観光案内所(文化センター / Dom Malarek)ですら、英語が全然通じなくてビビりました。

でも、ツアーに参加した場合は、英語もポーランド語も堪能なガイドさんが、難解なポーランド語を通訳してくれるので助かりました。

 

ツアー参加のデメリット

デメリット①:費用がかかる

前述した通り、ツアーに参加した場合の料金は225ユーロです。

2人で参加した場合は割り勘で122.5ユーロですが、1人参加だとかなり割高に感じます。

逆に公共交通機関を利用した場合、鉄道12PLN(約370円)+ミニバス6PLN(約180円)=18PLN(約550円)。往復でたったの計1100円です。

その差、10倍以上!!!ひえ~っ!!!

 

デメリット②:リアル民家には行けない

旅行会社とメールでやり取りをしていて、「ツアー料金にいくつかの家への入場料が含まれている (admission fees to several houses in Zalipe:原文ママ)」と書いてあったので、

私はてっきり、「旅行会社と提携しているリアルな民家にお邪魔できるのかな~♡」なんて考えてたのですが、ガイドさんがリアル民家に連れて行ってくれることはありません。

」という定義がなんとも難しいのですが、ザリピエには、観光客向けに開放している(というか展示場?ショップ?)が多数あり、

タルヌフ市が公的に運営しているもの(例:フェリツィア・ツリウォヴァ博物館)もあれば、

住民が私的に運営して入場料を取っているもの(例:ショプカ農園)もあれば、様々です。

つまり、「いくつかの家の入場料」というのは、その “入場料” のことだったんですね。

 

デメリット③:観光できる場所が限定される

団体ツアーよりは確実に自由度は高いですが、それでも、プライベートツアーだからといって、完全に自由に観光できるわけではありません。

ザリピエに到着後、ガイドさんに「もし途中で気になった場所があったら言ってね。車を停めるから」と言われたのですが、

そもそも、車は徒歩よりも早いスピードで走り抜けますので、「ここ行きたい!」と思う場所を脳が認知する前に、景色が変わってしまいます。

ツアーで通ったのと同じ道を歩いた際、「え?こんな可愛い民家あったの?車の時は全然気づかなかった~!!!(涙)」なんてことがよくありました。

▼歩いていてたまたま見つけた可愛いリアル民家♡

ザリピエ zalipie

観光スポットに特にこだわりが無い人にとっては関係無い話なのですが、「自分好みの可愛いお家を見つけたい!」という人(=つまり私)にとっては完全にデメリットでした。

 

私の反省点

今後、ザリピエツアーに参加される方向けに、私の失敗談をお伝えします。

結論からいうと、私の反省は「自分が行きたい場所を、(位置情報も含めて) 相手に詳細に伝えなかったこと」です。

 

もともと私は、旅行者のザリピエブログにほぼ100%の登場率を誇る、ダヌータさんのお家に行きたい!と思っていました。

MEMO
補足~ダヌータさんとは?~

観光客が家の前を通りかかると、おいでおいでと手招きして、家に招待してくれるおばあちゃんのこと。

いちおう一般的な民家なはずなのですが、もはや完全に観光スポット化しています。

ツアー会社の担当者(※現地ガイドとは別の人)に「ダヌータさんの家に行きたい」との要望をメールで伝えたところ、「OK~!」との返信があったので、これでダヌータさんの家に行ける!と心躍らせていました。

当日、現地ガイドのパウロに村を案内してもらい、ダヌータさんの家はまだかな~まだかな~と思いつつ、様々な場所を観光し、最後にパウロが一言。

「よし、これで観光は終わりだ!帰ろうか」

・・・え????

いやいやいや、ちょっと待って。ダヌータさんの家まだ行ってないよね?!

するとパウロは、「え?もう行ったでしょ?2番目に行った場所(=ショプカ農園)がダヌータさんの家だよ」と言い張ります。

でもでもでも、旅行者がブログにUPしていたダヌータさん家の写真とは明らかに違ってるし、ぜったいにあそこじゃない!

スマホで旅行者のブログを見せるも、「もう既に行った」と、私の訴えは有無を言わさず却下され、

結局、私がダヌータさんの家に行くことは叶いませんでした・・・。

なので、不完全燃焼 極まりない私は、翌日の予定を大幅に変更して もう一度 ザリピエに行きました (もちろん個人で)。

旅行者の中でも住民の中でも超がつくほど有名人のダヌータさんのことを、観光のプロであるガイドが知らないなんてことがあるんだと、私の中ではいろいろと衝撃的でしたが、

私が、「(地図を指差して)ここに行きたい!」と予めパウロに伝えていれば、結果は違っていたのではないかと・・・反省しています。(友人にはホント申し訳無かった…)

 

ダヌータさんの家に行きたいと思っている旅行者のみなさま。

ザリピエの歩き方&見どころまとめ」の記事に、ダヌータさんの家含め、主要観光スポットすべての詳細な位置情報を記載しておりますので、是非ともご活用くださいませ!!!

ザリピエ zalipie ポーランドの可愛いお花模様の村「ザリピエ」の歩き方&見どころまとめ

 

あと、ここからは反省ではなく私の単なる愚痴(笑)なのですが、

ダヌータさんの件を含め、「メールでやりとりしていた担当者」と「現地ガイド(パウロ)」との連携が取れておらず、混同させられました。

予約時に、メールでやりとりしていた担当者に「ツアー代金の支払い方法はカード現金の2択だけど、どっちがいい?」と聞かれた私。

金額も大きいですし、もちろん私はカード払いを選択したのですが、ツアー終了後、パウロからは「え?現金のみだけど?」と言われる意味不明の事態が。

ええええ?!?!

225ユーロなんて大金、持ち歩いているわけ・・・と思ったらなんとか足りたああああ(←まじで勘弁して泣)

・・・以上が、私の反省会でした(白目)

 

まとめ

ここまでの話を踏まえて、ツアー参加に向いている人は、

  • 子連れのファミリー旅行 or 同行者にご高齢者がいる人
  • 鉄道&バスを乗り継いで行くのが面倒な人
  • 訪れる日が土曜・日曜・祝日(=ミニバスの本数が極端に減るから)
  • とにかく「歩く」のがキライな人
  • 言語面(ポーランド語)で不安がある人
  • 行きたい観光スポットに特にこだわりが無い人

自由旅行派なので、ツアーとか超久々に参加しましたが、やはり、自分で好きな場所を好きなだけ周りたいタイプの私には向いて無かったなー・・・。

個人的には「レンタカー最強説(←ポーランドで借りたことないけど)」だと思ってます。(今更w)

この記事を読んだあなたのお役に立てば幸いです。

 

ザリピエの歩き方&見どころを、こちらの記事にまとめています

ザリピエ zalipie ポーランドの可愛いお花模様の村「ザリピエ」の歩き方&見どころまとめ

ザリピエまで公共交通機関を使って行く方法については、こちらの記事にまとめています

クラクフからザリピエ村への行き方~鉄道&バス利用~

 

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