自分が乗るはずだった飛行機が欠便した場合、どうすれば良いのか、私の苦い失敗経験を元に、その対処方法をまとめました。
これから飛行機に乗る予定がある人の参考になれば幸いです。
▼前編はコチラ
アメリカン航空と大喧嘩(前編)~飛行機が欠便したときの対処法~
前編に引き続き、便の振り替え手続きをするべく、カウンターに並び順番待ちするわたくしたち。
待ち時間は、とにかく長い(´Д` )
不安感が募ると群れる傾向にあるのが日本人。
……とゆうことで、周りの日本人乗客たちと自然と仲良くなる日本人。笑
会話は、ほぼほぼアメリカン航空のグチ大会である。
そのときたまたま仲良くなったのが、私たちのすぐ前列で順番待ちをしていた、女3人グループのお姉さま方。
な、なんと、誰一人として英語もスペ語も話せない私たちの代わりに、アメリカン航空との交渉現場に立ち会っていただけることに!!!(感動)
強力な味方を手に入れ、いざカウンターへ。
とりあえず、先ほど日本語対応コールセンターに電話したことを伝え、電話で仮予約した振り替え便の航空チケットを発行してもらった。
代替便は、最短で2日後にリマ着(´Д` )
もともとダラスからリマまでは直行便だったんだけど、ロサンゼルス経由のほうが到着時間が早いということで、そちらのほうを選択した。
また、ダラスは大きな国際空港だが、周囲に観光スポットはほぼ無いので、ダラスに2日間滞在とか何もやることないし、もはや時間の無駄である。
※ダラス空港内で、出口が分からず空港職員に聞いたら、「あなたタバコ吸いたいの?」との返答が返ってきた。
(=要は、観光するところが無さすぎて、外に出る用事といったらタバコ吸うくらいしかないということ)
経由地のロサンゼルスのほうが、ハリウッドとかユニバとかディズニーとかいろいろあるし、ダラス→ロサンゼルス行きの便を早めてもらうことにした。
たまたま、明日の朝ダラス発の便が空いていたので、そちらを選択。
こうして、無事(?)代替便が確定したのだが、私たちにはまだやらなくてはいけないことがある。
振り替え便は最短で2日後なので、要は、アメリカ滞在が「2日間」も伸びたのだ。
もちろん、アメリカン航空にはその責任をとってもらわねばならない。
つまり、生活に最低限必要である、アメリカ滞在中の「宿」。
そして3食の「食事」。
機材トラブル(航空会社都合)で飛行機が欠便したのだから、これらはしっかりきっかり保証されるべきである。
(※自然災害で飛行機が欠便した場合は、誰の責任でもないので宿泊費等は自腹)
しかし、これらは航空会社側からすれば払いたくない出費だ。
故に、カウンターの男性は、そのことには「一切」触れず、便の振り替えのみで手続きを完了させようとした。
ここで、ちょっとマテ。と、すかさず抗議する私たちとお姉さま方。
したらば、「NO」とか言い出すカウンターの男性。
いやいやいやいや!!!!!( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)
私たちより前に並んでたお姉さま方は、ホテルと食事を保証してもらってるし、できないことないでしょ!!!
全員でめっちゃ激怒したら、しぶしぶOKするカウンターの男性。
ちゃんとできるじゃないの。
なら初めからそうしてほしいわー。(怒)
ということで、お姉さま方の助けもあり、なんとかアメリカン航空に落とし前つけてもらうことができた。
しかし、ここで一つ問題が。
聞くところによると、空港からアメリカン航空が用意したダラスのホテルまでは、けっこう距離があるらしい。
(たしかタクシーで1時間弱くらい?)
トランジットの待ち時間に空港の外に出たから分かるんだけど、ダラス空港って辺鄙なとこにあるから、街中までの距離が遠いのよねぇ(´Д` )
カウンターの列が長すぎて待たされまくったので、現時点で深夜0時を回っている。
まだ夕食も食べれていない(´Д` )
そして、ロサンゼルス行きの便は、明日の朝9時。
今からご飯食べて→タクシーでホテルまで行って→順番にシャワー浴びて…とかいろいろやっていたら、
順調にいっても、(睡眠ほぼゼロで)シャワーを浴びるだけでホテルを出発しないといけないのでは…?(´Д` )
宿泊代がタダだとはいえ、それだけのために長い時間をかけてホテルまで行くよりは、
一刻も早く寝たい!!!(切実)
という想いのほうが強かった当時のわたくしたち。
泣く泣くホテル(とシャワー)は諦め、「空港泊」することを選択。
ちなみに、私たちが諦めたのは、あの「マリオットホテル」だったという事実が後日判明したのだが、疲れてたのだよ、ホント…(´Д` )涙
と、いうことで、助けていただいたお姉さま方にお礼を言い、夕食を食べるべく空港内のレストランに向かう。
(っていっても、深夜だからほとんどが閉まってて選択肢は少ないが。)
欠便した便は他にもあるのか分からないが、レストランに行く途中に、ウチらと同じように空港泊してる人を何人も見た。
てっきり待合用のイスで寝るのかと思っていたのだが、なんと簡易ベッド(折畳み式)が用意されている。
先ほどアメリカン航空のカウンターで毛布も貰っていたし、そーゆーところだけはサービスが良いらしい。
早く眠りたかったので、夕食をささっと食し、ささっと戻ってきたのだが、30分くらいしか経ってないと思うが、さっきまで簡易ベッドを配ってたスタッフが………いない( ゚д゚)
NO〜!!!!_| ̄|○
も、もしや、勤務時間終わっちゃったぱたーん?!
邪魔になるから後でいいや、とか思ってたけど、ご飯食べる前にもらっとけば良かった…(T ^ T)
しょうがなく待合用のイスで寝ようとしたけど、イスはガラ空きだが肘掛けが邪魔で横になることができず、
座った状態で寝るのは嫌や…と思い、結局は地面で雑魚寝(T ^ T)
初日から雑魚寝とか、女子力どこいった\(^o^)/\(^o^)/
いや、そもそも「南米」という地に女子力など何処にも存在しないが。。。
(ちなみに、この日はアメリカ時刻でバレンタインでございます。笑)
床にアメリカン航空からもらった毛布を敷いてみたんだけど、やっぱ地面硬いし…(T ^ T)(T ^ T)
顔洗ったりあーだこーだして2時くらいに就寝。
*:*:*
翌朝5時。
心地よい小鳥のさえずりが聞こえ、目が覚める。
…わけもなく、笑
突然天上のスピーカーから流れてく洋楽。しかも音量大きめ。
クラッシック音楽とかならまだ分かるが、早朝だというのにテンション高めのやつ(歌詞付き)。
うるさくて眠れないわたくし。
ああああああぁあ、もう!!!
何なんだ何なんだ何なんだーっ!!!!
と、いうわけで、結局ほとんど寝れず、全員寝ぼけ眼を擦りながらロサンゼルスに向うのであった。
―完―
今回の経験で得た教訓
- もし自分が乗るはずの飛行機の欠便が発覚したら、すぐさま行動に移すこと。
(カウンターまで走れ。もはや時間との勝負!落ち込むのは代替便を取った後にしましょう。笑)
- 航空会社によっては、日本語対応のコールセンターがある場合がある。即電話して、できるだけ好条件の代替便を予約しよう。
- 滞在中の宿代・食事代は自ら催促しないと負担してもらえない。カウンタースタッフが初めは渋るかもしれないが、強気の姿勢で望みましょう。笑
- ロストバゲージ対策に、機内持ち込み用バッグに1泊〜2泊分の下着、アメニティー類、充電器系、(+女性ならば化粧品)、などの荷物を入れておくこと。
今回はロスバケしたわけではないが、リマに到着するまでの数日間、何故かスーツケースを受け取ることができなかった。私たちは必要最低限の荷物を機内に持ち込んでいたので、アメリカ滞在中の2日間、新たに買い出しせずにすんだ。