ヨーロッパ諸国を鉄道でめぐる際に、便利な “ユーレイルパス”。
この記事では、ユーレイルパスを利用するのが初めての方向けに、乗車までの流れを解説します。
ユーレイルパスの基本情報については「ヨーロッパを周遊するならユーレイルパスが便利!おすすめな人・選び方まとめ」の記事をご覧ください。
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渡航前:届いたユーレイルパス一式の中身を確認する
鉄道パスは宅配便 (郵送) で自宅に届きます。まずは中身を確認しましょう。
ユーレイルパスは、「パス本券」と「パスカバー」の2点で構成されています。(ホッチキスで止められた状態で送付されます)
利用前に、パスカバーにあるお客様情報 (Personal details) を記入しましょう。
- バリデーション (詳細は後述) 手続き前は、パス本券には何も書き込まないでください。
- パス本券とパスカバーは、切り離すと無効となります。
現地到着後:ユーレイルパスをバリデーションする
ユーレイルパスは、利用前に必ずバリデーション (Validate / 利用開始手続き) が必要となります。
現地に着いたら、鉄道駅のチケット窓口にて パスを有効化しましょう。
ゆかり
▼フランクフルト空港駅のチケット窓口
窓口の係員に「ユーレイルパス」「パスポート」の2点を提示して、3分もかからず完了しました。
▼バリデーション手続きの様子
▼バリデーション後のユーレイルパス。券面上にバリデーションスタンプが押され、使用可能な状態に。
「使用開始日」「使用終了日」「パスポート番号」の欄は、窓口の係員が記入します。
- バリデーション手続きが完了したパスは、払い戻し不可となります。
- バリデーションをせずに乗車してしまうと、無賃乗車扱いとなり罰金が科せられます。
乗車時:ユーレイルパスに乗車記録を記入する
現地で鉄道に乗車する際は、毎回 事前にパスカバーとパス本券に乗車記録を記入します。
- パス本券の 乗車日 (フレキシータイプのみ) ※連続 (コンセクティブ) タイプのパスに乗車日記入欄はありません。
- パスカバーの Journey details
予定が変わることもありますし、全旅程を予め書いておく必要はありません。
随時、乗車前にサクッと記入しておけばOKです!
- 黒または青インクのペンで記入してください。鉛筆・消せるボールペンは不可です。
- 乗車日の部分は書き直しができないため、慎重に記入してください。
- 未記入の状態で乗車すると、罰金または正規料金の支払いを請求される可能性があります。
乗車時:車掌による検札の際、ユーレイルパスを提示する
ヨーロッパの鉄道駅には基本的に改札が無いため、初めて駅を訪れた方は戸惑うかもしれませんが、気にせずそのままホームに進みましょう。
列車が発車した後、車掌さんが列車内を回り、チケットチェックを行います。
その際に、乗車記録が記入された状態のユーレイルパスを提示しましょう。
- パスポート等の公的身分証 (コピーは不可) も一緒に携帯し、乗車してください。
- 全席指定席の列車 (例:TGV、ユーロスター等) は、車掌がドア付近に立ってチェックを行うこもありますが、発車後の検札時に再度チケットの提示を求められます。
ゆかり
目的地に到着したら、出発駅と同じく出口に改札は無いので、そのまま駅の外に出てしまって大丈夫です。
また、旅行が終わった後にユーレイルパスを返送するとギフトがもらえます。
ゆかり
まとめ
この記事では、ユーレイルパスを使う上で知っておきたい情報を解説しました。
もう一度 重要なポイントをおさらいすると、
- 利用前に必ずバリデーション (Validate / 利用開始手続き) が必要となります。
- 現地で鉄道に乗車する際は、毎回 事前にパスカバーとパス本券に乗車記録を記入します。
- 列車が発車した後、車掌による検札の際、乗車記録が記入された状態のユーレイルパスを提示しましょう。
ユーレイルパスの購入は、各公式サイトより受け付けています。
ユーレイルパスの基本情報については「ヨーロッパを周遊するならユーレイルパスが便利!おすすめな人・選び方まとめ」の記事をご覧ください。
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