旅をしていると「この素晴らしい景色を写真に収めたい!」という思いが溢れ、カメラ好きな旅人は多いのではないでしょうか。
しかし、一方でこういった悩みを持つ人もいると思います。
- 良くも悪くも、誰でも撮れるような「ありがち」な写真になってしまって面白くない…
- 肉眼では凄く壮大な景色なのに、写真に撮るとイマイチ「迫力」が伝わらない…
実際、私も前まではそう思ってました。
でも、そんな悩みを一瞬にして吹き飛ばしてくれる魔法のカメラを見つけたんです。
それが RICOH社の360度カメラ THETA (シータ)
きっかけは2016年。海外旅行でたまたまガジェット好きな友人がTHETAを持ってきていて、ひとめ惚れしたことから始まります。
私はこのカメラと出会い、前よりももっと旅先での楽しみが増えました。
この記事では、長年愛用してきた私だからこそ分かるTHETAの魅力について、メリットはもちろんのこと、デメリットまで包み隠さずお伝えします。
もくじ:タップで該当箇所にジャンプ
RICOH社の360度カメラ “THETA” とは?
一言でいうと「ワンショットで 全天球画像や動画を簡単に撮影できる 360度カメラ」です。
まだTHETAを持ってない人にとっては、”360度写真” といっても具体的にどんな写真が撮れるのか、イメージが沸かないかもしれません。
ということで、ここは百聞は一見に如かず!笑
以下に記載した写真例をご覧ください。
ちなみに、私は普段使いとしてiPhoneまたはミラーレスカメラを使っているので、そのカメラで撮れる普通写真と対比しながら見ていきましょう♪
360度写真:例1
こちらはスイスの小さな街、シュタインアムライン。普通のカメラで撮影すると、このような写真になります。
これはこれでメルヘンチックで可愛いのですが、良くも悪くも、誰でも撮れるような「ありがち」な写真です。
では、全く同じ場所でTHETAを使うと、どうなるのでしょうか。
その写真がこちら▼
周りに人がいなかったこともあり、まるでおとぎの国に迷い込んだかのような写真に早変わり♪
360度写真:例2
こちらは、ドイツのオーバーアマガウにある小さな教会です。普通カメラではこんな写真になります。
▼全く同じ場所でTHETAを使うとこうなります。どどん!
(※色味を多少加工してますが、撮影場所は同じです)
他の人が撮った写真も見てみたい!という方は、THETAのInstagram公式アカウント (@theta360official) をフォローするのがおすすめです。
世界中のTHETAユーザーが撮影した選りすぐりの写真が、たくさん揃ってますよ♡
THETAを使うメリット
では、ここからはTHETAを旅に持っていくメリットについて解説します。
メリット①:写真の差別化が可能
これは、旅行者の誰もが行くような有名スポットにありがちなのですが、
皆が「同じ場所」「同じアングル」で撮影するので、似たような写真になってしまい面白くない…と感じた経験はありませんか?
しかしTHETAの場合、一般的なカメラとは一味違った、ユニークな写真を撮ることができます。
また、使う三脚の種類や三脚の高さによって、同じ場所でも雰囲気の異なる写真が出来上がるのが面白いところで、どんな写真が撮れるのかワクワクしながらゲーム感覚で撮影していると、病みつきになります(笑)
▼全く同じ場所でも、撮り方次第で写真の印象ががらっと変わります
メリット②:臨場感・スケールが段違い
旅に出ると、息を呑むほど感動する絶景に出会うときがあります。
この場所の素晴らしさを伝えたい。そう思って、夢中でシャッターを切ったものの、
「えー!!!写真だと全然伝わってないじゃん!!!」…と落胆した経験はありませんか?
▼例として、こちらの写真をご覧ください
こちらは、香港の益昌大廈 (えきしょうたいか) という、映画トランスフォーマーのロケ地です。
360度ぐるっと超高層ビルで囲まれており圧巻の光景なのですが、普通カメラで撮影してみると、イマイチ迫力が伝わって無い感が・・・(苦笑)
▼ここで、THETAを召喚するとこうなります。どどん!
全方位を超高層ビルで囲まれた、香港らしい光景であることが一目で分かります。
ゆかり
* * *
そもそも、何故 普通のカメラだと「伝わらない」現象が起きるのでしょうか?
それは、フィルター越しに見た世界だから~云々の問題ではなく、その写真が「一部を切り取った美しさ」だからです。
もちろん、一眼レフで撮影した高画質な写真も素晴らしいのですが、たとえどれだけ性能が高かったとしても、
一般的なカメラでは、仕様上、その場すべての臨場感を記録することは不可能です。
風景の一部をトリミングしただけの写真では、感動を共有する上で限界があります。
死角が無く、全方位まるごと記録できる圧倒的な情報量、という観点においては、360度カメラに勝るものは無いでしょう。
メリット③:コミュニケーションツールとして大活躍
近年、じわじわとTHETAの認知度が上がりつつありますが、それでも、国によっては360度カメラそのものがかなり珍しがられます。
そして、時にめちゃくちゃ絡まれます(笑)
- 「何それ?」
- 「え!カメラなの?」
- 「360度撮影できるなんてすごい!」
わらわらと、THETAに興味深々の子供たちが集まってきたりします。
▼ヨルダンの子供たちと一緒にパシャリ。もちろん初対面。
ゆかり
カメラをきっかけにして、旅先で出会った人と仲良くなった!という経験をお持ちの方も少なくないと思います。
旅先での交流の「話題作り」という意味でも、THETAは大活躍してくれることでしょう。
THETAを使うデメリット
さて、ここまでTHETAをひたすらベタ褒めしてきましたが、私がRICOH社の回し者と勘違いされても困るので、(笑)
実際に使ってみてマイナスだと感じたことも書いておきます。
デメリット①:画質は一般的なカメラよりも劣る
初期モデルと比べればだいぶ改善されているようですが、THETAの画質は一般的なカメラよりも劣ります。
もちろん、一眼レフのような超高画質なんて求めてないですし、360度撮れるという仕様上、多少のことは仕方ないのですが、
PC等の大画面で拡大して見ると、ミラーレスとの差を痛感します。
また、これが動画となるとさらに画質は落ちます。(※私は旧モデルのRICOH THETA Sを利用)
2017.9.15より、最新モデルの「RICOH THETA V」が発売されました。強気に値上げしてきての新商品 (最上位機種) なので、静止画・動画の画質が大幅に向上しています。
公式ホームページによると、新製品の主な特長として「4K対応の高画質360°動画」との記載があります。
デメリット②:データの保存が内部ストレージのみ
一般的なカメラの場合、データの保存は基本的にSDカード (外部ストレージ) で行います。
超小型アクションカメラのGoProですら、micro SDカード (こちらも外部ストレージ) に対応しているというのに、THETAは内部ストレージのみで、本体そのものにデータが保存されます。
ですので、「今日はたくさん写真 & 動画を撮りたいから、大容量のSDカード2枚持ってきちゃったもんね~!」…なんてことはできません。
しかし、THETAの内蔵メモリーは8GBで約1600枚 (最上位機種のTHETA Vは、19GBで約4800枚) 膨大な写真を保存することができるので、私はさほど気にしてません。
ゆかり
THETAにはSDカードが無いので、データを閲覧または転送する方法は下記の通りです。
- WiFiでTHETAとスマホを接続し、データを転送する
- 専用のケーブルでTHETAとPCを繋ぎ、データを転送する
※WiFiはTHETA本体に備え付けられている機能なので、海外でもどこでも通信できます。
ただ、デメリットを差し引いても、私にとっては断然メリットのほうが勝るくらい大好きなカメラです。
360度カメラという性質上、旅行中のすべてのシーンで使える、というわけではないので、
「普段使いのカメラ (一眼レフ or ミラーレス or スマホ) 」+「THETA」
・・・という 二刀流 で挑めば最高 & 最強です!!!
その旅行の思い出を、丸ごとかっさらっていく勢いでガンガン撮影出来ちゃいます(笑)
* * *
では、次トピックより「THETAを使ってみたい!」と思った方向けに、
- 機種を選ぶ / 購入する
- レンタルする
方法について解説していきます。
どれを買う?各機種の違いを解説!
RICOH社は、発売から何度も新製品を出し続けており、THETAには何種類ものシリーズがあります。
ですので、「どれを選べばいいの?違いが分からん!」という方の為に、目的別 & 用途別におすすめの機種をご紹介します。
まず、発売日順にTHETAシリーズを並べてみます。
- 2013年11月9日発売:RICOH THETA
- 2014年11月14日発売:RICOH THETA m15
- 2015年10月23日発売:RICOH THETA S
- 2016年10月28日発売:RICOH THETA SC (※発売日はSより遅いが、Sの下位モデル)
- 2017年9月15日発売:RICOH THETA V (※最上位機種)
あまりにも古い機種はさておき(笑)、検討対象となりうる S ・ SC ・ V について見ていきましょう♪
THETA V
現時点での最新モデル かつ 最上位機種です。
デメリット①のトピックでTHETAの画質について触れましたが、THETA Vは、静止画・動画の画質が大幅に向上しています。
ですので、
- 画質にはこだわりたい!
- 写真よりも動画をメインに撮影したい!
という方におすすめの高スペック機種です。(しかし値段が最も高い)
THETA SC
3つの機種の中で、いちばんお財布に優しいのがSCです。
VやSは値段が高すぎて手が届かないよ~!という人向けに、機能を削ぎ落とす代わりに値段が安くなっている、というカラクリです。
画質面以外で、最上位機種のVと比べて劣っている点は、
- 動画1回の記録時間(最大):約25分 → 約5分に短縮
- 内蔵メモリー:約19GB → 約8GBに縮小
よほど動画を撮る人でもない限り、内蔵メモリーがすぐ埋まってしまうとは考えにくいので、
一番の懸念材料は、動画1回あたりの記録時間が最大で約5分しかない、という点でしょうか。
しかし、「動画なんてほとんど撮らないよ!」という人にとっては不要な機能ですので、写真メインでTHETAを使いたい人におすすめの機種です。
また、色もブルー・ピンク・ベージュ・ホワイトの4種から選べます。
THETA S
私がTHETAを購入した2016年時点で、THETA V はまだ発売されていなかったので、私はこれを買いました。
でも、もし私が今THETAを購入するとしたら、Sは買わないだろうな~と思います。
あくまで個人的な意見なのですが、Sはどっちつかずで中途半端なんですよね。
- 動画に関しては、Vと同じく1回の記録時間が約25分あるが、画質が微妙なので、動画を極めたいなら値段が高くても最上位のVを買いたい。
- 画質に関しては、静止画・動画共にSとSCでスペックは同じなので、だったら安いSCでいい。
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そんな感じの理由で、私は V または SC 推しです。ご自身の用途に合わせて選んでみてくださいね♪
それでも迷う!という人はレンタルサービスを
私の場合、友人がTHETAを持っており、実際に使っている様子を間近で見ることができたので、購入する際に「躊躇い」というものは無かったのですが、
欲しけどめっちゃ迷うわ~!(笑)という人は、THETAのレンタルサービスもありますので、試しに数日間借りてみる、というのはいかがでしょうか?
DMMいろいろレンタルでは、THETA含め数多くのカメラを気軽にレンタルすることができます。
レンタル代は、THETA V が3日で5,540円~、THETA S が3日で3,840円~です(※2018年10月時点)
- DMMいろいろレンタル公式サイトはこちら→ecоな時代は買わずにレンタル!
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また、海外旅行の際にレンタルWiFiを借りていく人も多いかと思いますが、WiFiルーターと合わせて、オプションでTHETAをレンタルすることもできます。
グローバルWiFiの場合 、1日あたり500円(税抜)です。(※機種はTHETA Sのみ)
- グローバルWiFiの詳細を見る>>
海外向けWi-FiレンタルのグローバルWiFi
最後に
旅の思い出を、ダイナミックに彩ってくれたTHETA。
360度が撮れるという性質から、THETAは普通のカメラより表現の幅が広く、自分が想像した構図を良い意味で裏切る写真が撮れた時の楽しさといったら、もうたまりません♡(笑)
ここまでワクワクするカメラは初めてで、前よりももっと旅先での楽しみが増えたことは間違いありません。
正直、なんでもっと早く買っておかなかったのかとめちゃくちゃ後悔しています。
過去を振り返っていても仕方ありませんので、これからも、THETAを片手に絶景をバッチリ写真に納めてきますよ~!!
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▼お次は実践編!THETAの使い方・撮影テクニックを、画像付きで解説しています

