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【基礎編】360度カメラ RICOH THETA(シータ)の使い方・撮影テクニック

ワンショットで全天球画像を簡単に撮影できる360度カメラ、RICOH社のTHETA(シータ)。

THETAは、操作そのものはそこまで難しくないのですが、使いこなすにはコツが必要なカメラです。

購入してみたものの、使い方がよく分からない…という初心者さん向けに、

まずは基本的な360度写真の撮り方三脚の活用方法について、図や写真を多様して解説を加えました。

早くTHETAを使いこなせるようになりたい!という方のお役に立てれば幸いです。

 

まずは定番。魅力的な360度写真の撮り方

まず、定番の360度写真の撮影テクニックについて解説します。

THETAで360度写真を撮る方法は、大きく分けて3つあります。

  1. 手持ちスタイルで撮影
  2. 自撮り棒にセットして撮影
  3. 三脚にセットして撮影

 

手持ちスタイルで撮影

THETA本体には撮影ボタンがありますので、THETAを刀のように持ち構えて撮影します。

しかし、私は手持ちスタイルはほとんどやりません。何故かというと、自分の指と手が写りこんでしまうので、個人的にはあまり好きなアングルではないからです。

手持ちスタイル

photo by:jenechka2707

 

自撮り棒にセットして撮影

THETAはWiFiを通じてスマホと連携できるので、本体の撮影ボタンを押さなくてもシャッターを切ることができます。

手持ち以外で撮影する場合は、スマホの専用アプリを起動し、リモート撮影を行います。

RICOH THETA

RICOH THETA
無料
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THETAとmonopod

手持ち撮影と比べると、腕の長さ自撮り棒の長さが加わるので、高低差を活かした大胆なアングルでの撮影が可能です。

自撮り棒をセット

自撮り棒の種類は沢山ありますが、私は「monopod (モノポッド)」を愛用しています。

 

三脚にセットして撮影

上記の写真を見て、人によっては「写り込んでいる自撮り棒が気になる…」という方もいると思います。

ハイ、私もそのうちの1人です(笑)

個人的に、自撮り感がある写真はあまり好きじゃないので、私のTHETA写真の大半が三脚を使用して撮っています。

三脚を使えば、このように自撮り棒が写り込むことなく撮影することが出来ます。風景だけを記録したい!という場合に最適です。

(※三脚の詳しい使い方については、次のトピックでじっくりと解説します)

 

また、撮影者(自分)が映り込むのも嫌だという人は、まるでかくれんぼをするかのように、自身が物陰に隠れてシャッターを押してください(笑)

ただし、シータ本体とスマホの接続可能範囲は5m程度なので、あまり離れすぎないようご注意を。

一概には言えませんが、この場所のように周りがそれなりの高さの建物等で囲まれているほうが、良い写真が撮れる率が高い気がします。

過去に、何もない一面の大砂漠でTHETAを使ってみたことがあるのですが、想像以上に微妙な写真でした(笑)

MEMO
補足

自撮り棒または三脚にセットして撮影する場合、スマホと接続するリモート撮影以外にも、セルフタイマー機能を用いる、という方法もあります。

しかし、THETAには撮影した写真を確認できる液晶画面がありませんので、どちらにせよ、最終的にはスマホに接続して撮れ高を確認することになります。

ですので、私はセルフタイマーはあまり使わないです。

 

高さの違いでこれだけ変わる!三脚の活用法

このトピックでは、三脚を用いたTHETAの撮影テクニックを紹介します。

使う三脚の種類三脚の高さによって、同じ場所でも異なる雰囲気の360度写真が出来上がったりするので、三脚は写真の撮れ高を大きく左右するポイントとなっています。

まずはこちらの写真をご覧ください。

THETA 高さの比較

この2つの写真は、全く同じ場所にTHETAを置いて撮影しています。

ですが、三脚の種類と高さが違うので、雰囲気の異なる写真に仕上がっています。

 

下アングルver

まず、 の写真はミニ三脚(卓上三脚)を用いて、地面ギリギリの場所にTHETAを置いて撮影しました。

▼撮影イメージとしてはこんな感じです。

THETAとミニ三脚

▼ミニ三脚を持っていない場合は、普通の三脚の足を伸ばさずに使用しましょう。

THETA 砂地での撮影

地面ギリギリのところに置いて撮影する手法は、THETAユーザーの中で流行りつつあり、例えば背丈の低い花畑で撮るとかなり良い感じに仕上がります。

THETA 下アングル

photo by:theta_gram

ミニ三脚(卓上三脚)は、私はたまたまHAKUBA(ハクバ)社のものを使ってますが、他社でも良い商品がたくさんありますよ♪

 

上アングルver

の写真は、星空撮影に使用するようなガッチリとした三脚に、自撮り棒(一脚)を上乗せして高さを増し、その上にシータを置く、…というように、かなり上からのアングルで撮影しています。

▼撮影イメージとしてはこんな感じです。

THETA 上アングル

私が愛用している自撮り棒のmonopod(モノポッド)の底にはネジ穴がついているので、三脚に取り付けてさらに伸ばすことが可能なのです。

monopod ネジ穴

友人たちの間で、この光景が雨乞いのシャーマンのようだと話題になりましたが、いいんです、シャーマンでも(笑)

高い位置からの上アングルは、まるで上空からドローンで撮影したかのような天空写真が撮れるので、個人的に気に入っていてよく使います。

ただ、この手法は「三脚」に「自撮り棒(一脚)」を組み合わせるという、それなりに大がかりな作業となるので、正直、人が多い場所では目立ちます。

私はマイペースで我が道を行くタイプなので(笑)、真剣に撮影してるときに他人の目線はあまり気にならないのですが、

あまり目立ちたくないという人は、一脚を連結せず三脚を使うだけに留めておくといいのかもしれません。

注意
注意点

  • 三脚の上に、自撮り棒+THETA本体の重さが加わるので、三脚そのものの強度がしっかりしたものでないと、崩れてTHETAが落下してしまいます。撮影時には細心の注意を払ってください。
  • また、風が強すぎる場合は、高さを上げれば上げるほどグラグラ揺れて怖いので、連結技はやめておいたほうがいいと思います。それなりの強度の三脚ならポキッと折れるなんてことは無いと思いますが、風でグラグラ揺れれば、そもそも写真がブレブレなので(笑)

「下アングル」と「上アングル」は、どっちが良くてどっちが悪いということは無く、撮影するシーンによって使い分けるのが良いかと思います。

私は、時間に余裕があるときには両方試してみて、良いほうを採用するようにしています。

というのも、普通のデジカメの場合は、シャッターを切る前から何となく構図のイメージが沸くのですが、THETAに関しては、実際に撮影してみないことには、出来上がりのイメージがよく分からないんです。

ここの場所は360度で撮ったら映えそう!と期待して撮った写真が微妙(涙)だったり、逆に、何気なく撮った写真が想像以上に大当たりだったこともあります。

これを長所と捉えるか、短所と捉えるかは人それぞれですが、私の中ではこれがなかなか面白く、どんな写真が撮れるのかワクワクしながらゲーム感覚で撮影してるので、病みつきになります(笑)

とりわけ購入した当初は、いろいろなアングルで試し撮りして研究してみることをおすすめします。

* … * … * … * …*

 

以上が、THETAの使い方【基礎編】でした♪

次のステップは、THETAをもっと活用したい!という方向けの【応用編】です。

  • 目からウロコの裏技
  • 専用アプリ(THETA+)を最大限に活用する方法

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