コロナ禍の海外旅行ノウハウ集

リスボンから日帰りプチ旅行♪「シントラ」&「ロカ岬」への行き方・街歩きのポイント

シントラ

ポルトガル旅行でリスボンに滞在していた際、日帰りでシントラロカ岬にも足を延ばしてみました。

旅をする上で、事前にガイドブックを読んでいたのですが、ページ数や情報量もわりと少なく、当時はシントラの全体像を掴むことに苦戦しました。

そこで、今後この地を訪れる方々の参考になればと思い、観光に役立つ情報をまとめてみました。

この記事を読めば、シントラのすべてが分かる!!!

…というのは言いすぎかもしれませんが(笑)、そのレベルに少しでも近づけるよう、私なりに頑張って執筆しましたので、ご一読いただければ幸いです。

リスボンからシントラへの行き方・アクセス情報

シントラ・ロカ岬・リスボン

シントラ (Sintra) への足は、鉄道を利用します。

リスボンのロシオ駅 (Estação Ferroviária do Rossio) または オリエンテ駅 (Estação do Oriente) から、シントラ行きの列車が出ています。

オリエンテ駅は市内中心部から離れている為、本記事では、ロシオ駅からの行き方を紹介します。

ܤ ܤ ܤ ܤ ܤ

こちらは、私がシントラに行った2017年8月20日(日)の時刻表です。

だいたい30分間隔で出ており、所要40分~1時間弱です。

リスボン→シントラ時刻表

駅時刻表・ルート検索は、ポルトガル国鉄のサイト (COMBOIOS DE PORTUGAL) で確認できます。

▼こちらが、ロシオ駅の外観です

ロシオ駅

▼長いエスカレータに乗り2階に上がると、すぐ正面に切符売り場があります。

ロシオ駅 切符売り場

ロシオ駅←→シントラ駅の単純な往復切符も買えますが、おすすめは シントラ周遊パス (Bilhete train&bus) を購入すること!

お値段は€15です。

この魔法のパス(笑)があれば、

  • リスボン←→シントラ or カスカイス間の鉄道
  • シントラ・ロカ岬の循環バス

が、乗り放題になるんです!

ゆかり

これで、本日のシントラ日帰り旅の交通費はすべて網羅されますよ~!

余談ですが、ガイドブックには「€15」と書いてあったのに、私がロシオ駅の窓口で購入した際は €15.5 だったので、初めは「値上がりしたのかな?」と思っていました。

レシートを見て分かったのですが、€0.5は ヴィヴァ・ヴィアジェン (Viva Viagem) 代でした。

Viva Viagemとは、日本のSuica (スイカ) のような交通系ICカードのことです。

お金をいくらかチャージして使う、という利用方法もありますが、1日乗車券などの乗り放題チケットにも対応しています。

シントラ周遊パス

日本でも、Suica (スイカ) を購入する際に、定期券代やチャージ代とは別に、初めに500円くらい上乗せされますよね。

イメージとしてはそんな感じだと思います。

MEMO

シントラ周遊パス (Bilhete train&bus) は、駅の切符売り場 (窓口) で買う場合、おそらく当日にしか購入できません。

私は、予め前日に買っておこうと切符売り場に行ったら、購入したその日しか使えないものだから駄目だ、と断られました。

(※2017年8月時点での情報です)

Viva Viagemは、Suicaとは異なり、外観はただの厚紙といった安っぽい風貌(笑)ですが、安心してください、ちゃんと機能します。

Viva Viagem

さて、シントラ周遊パスの購入が終わったら、そのまま2階にあるホームに移動し、行き先に「SINTRA」と書いてある電車に乗りましょう。

シントラは終点です。

ロシオ駅

▼朝早いからか、中はガラガラ…

シントラ 鉄道

シントラ駅

ゆかり

所要40分なのであっという間に到着!ここからいよいよシントラ観光の始まりです~!

 

まずはシントラ街歩きルートを決めよう!

シントラに行く人のほとんどは、リスボンから日帰りでシントラを訪れるのではないでしょうか。

この街は意外と(?)見どころが多いので、無計画のまま出発してしまうと、行きたい場所にすべて行けぬまま1日が終わってしまった!なんてこともありえます。

そうならないためにも、事前に興味のある観光スポットに目星をつけておきましょう。

さて、シントラの主要な見どころは、ざざっとこんな感じでしょうか▼

  • ペーナ宮殿 (Palácio Nacional da Pena)
  • レガレイラ宮殿 (Palacio e Quinta da Regaleira)
  • ムーアの城跡 (Castelo dos Mouros)
  • 王宮 / シントラ宮殿 (Palácio Nacional de Sintra)
  • モンセラーテ宮殿 (Palácio de Monserrate)
  • ロカ岬 (Cabo da Roca) ※シントラ郊外

▼それぞれの位置関係は、このようになっています

シントラ広域MAP

このシントラという町において、公共交通機関の代表格は循環バスです。

循環バスの路線は1つではない為、自分の行きたい観光スポットがどの路線なのか、必ず把握しておきましょう。

旅行者にとって利用価値の高い路線は、以下の3つです。

  • 434番 (黄色):シントラ駅、王宮、ムーアの城跡、ペーナ宮殿
  • 435番 (緑色):シントラ駅、王宮、レガレイラ宮殿、モンセラーテ宮殿
  • 403番 (水色):シントラ駅、ロカ岬

▼これを、視覚的に分かりやすく地図 (路線図) にしたものがこちらです

シントラ バス路線図

各観光スポット名の隣に、路線の番号が書かれています。例えば、ロカ岬ですと「403」ですね。

シントラ バス路線図 説明

ゆかり

これで当日は現地で迷うことなく観光できますよ♪

 こちらの記事で、シントラとロカ岬を効率良く周ることのできるモデルプランを紹介しています

ロカ岬 Cabo da Roca シントラ&ロカ岬を1日で満喫♡よくばりモデルプラン
MEMO

シントラで一番人気のペーナ宮殿は、ハイシーズンはかなり込み合います。

入場券を買うだけでも長蛇の列なので、「最初に訪れる」&「開館と同時に入場する」ことをオススメします。

ペーナ宮殿 Pena テーマパークのようにカラフルなお城「ペーナ宮殿」の行き方と撮影ポイントを解説!

 

シントラ循環バスの乗り方・時刻表の調べ方

ここからは、循環バスの利用方法について説明します。

まず、バス停を探しましょう。

各観光スポットには、バス停の目印になる看板が立っています。

出入口の目の前にあることもあれば、少し離れた場所にある場合もあります。

▼こちらは王宮 (シントラ宮殿) 前のバス停です

シントラ循環バス

ただし、シントラ駅前のバス停は地味に分かりにくいため、以下に補足しておきます。

路線数が一番多いからか、それぞれ路線のバス停が、バラバラに散らばっているのです。

ゆかり

なんで一箇所にまとめてくれないの…

シントラ駅路線

記憶が多少あやふやなのですが、ざっくり赤い丸印のあたりがバス停です。

403番のバス停は、駅の出入口を出てに曲がり、434番435番に曲がれば見えてくるはずです。

】434番バス停、【】434番・435番バス停

シントラ駅 バス停

▼バス正面の電光掲示板には、路線番号が表示されているので分かりやすいです

シントラ循環バス

バスのチケットは、運転手から直接購入します。

運賃は、1回乗車するごとに、434番は€5.5、435番は€2.5です。

シントラ周遊パス (Bilhete train&bus) をお持ちの方は、カードをピッとかざすだけでOK!(運賃は周遊パス代に込み)

(Viva viagem card

降りる際は、車内の降車ボタンを押して下車しますが、主要観光スポットの場合は誰かしらが押してくれますし、運転手さんに予め場所を伝えておくと「ここだよ」と教えてくれます。

ܤ ܤ ܤ ܤ ܤ

次に、バス時刻表の調べ方ですが、シントラ循環バスを運行しているScotturb社のホームページ (ポルトガル語) で確認できます。

例として、403番の路線 (ロカ岬行き) のページを開いてみました。

早朝と夜を除き、日中は1時間に2本運行されていることが分かりますね。

シントラ バス 403番時刻表

ちなみに、現地のバス停にも時刻表の看板がありますので、帰りのバスの時刻を必ずチェックするようにしましょう。

この写真は王宮前のバス停の時刻表ですが、434番は1時間に4本程度あるようですね。

シントラ市バス 434番時刻表

 

シントラの交通事情

前述の通り、シントラ周辺の公共交通機関の代表格は循環バスです。

ガイドブックや旅人のブログには、循環バスでの周り方について書かれていることが多く、私は出発前「観光客は皆、バスで周るのが主流なのか」と思い込んでいました。

しかし、実際はどうだったのかというと、観光客の足は自家用車が一般的でした。

そう、ここは陸続きのヨーロッパ。

いくらシントラがユーラシア大陸の最西端にあるとはいえ、観光客の大半を占める欧米人たちは、自分の車 (またはレンタカー?) でここまで運転してきているのです。

もちろん、循環バスを使って周っている欧米人観光客もいましたが、私の感覚では自家用車組が多い印象です。

逆の見方をすれば、バス組は少数派です。

私が訪れた8月はいわゆるハイシーズンでしたが、こんなにも観光客で賑わっているにもかかわらず、バスの本数が少なく、また、バスの車体が小さいことに驚きました。

(シントラの道は細くてくねくね曲がっているため、大型バスは実用的ではない)

一番人気のペーナ宮殿はまだマシなほうですが、それ以外の観光スポットは、バスが30分に1本しかないケースもあります。

また、バスは定刻通りではなく、頻繁に遅延します。

遅延する一番の要因は交通渋滞です。

ただでさえ細い道路に、ハイシーズンは沢山の観光客の車が押し寄せるので、めちゃくちゃ道が混みます。

▼実際の写真。このままなかなか動かず…

シントラ 交通渋滞

急ぎの場合、タクシーやトゥクトゥクを利用すれば、バス停での待ち時間分の尺は浮きますが、どのみち渋滞は回避できません。

ルートや時間配分を考える際には、このような要素も加味しておいたほうが良さそうです。

次の記事では、シントラとロカ岬を効率良く周ることのできるモデルプランを紹介しています。

実際、私はこのルートで観光してきましたので、実現可能かは立証済です(笑)

ロカ岬 Cabo da Roca シントラ&ロカ岬を1日で満喫♡よくばりモデルプラン

あわせて読みたいポルトガル記事

ペーナ宮殿 Pena テーマパークのようにカラフルなお城「ペーナ宮殿」の行き方と撮影ポイントを解説! Lisboa 弾丸トラベラーにオススメ! 所要1・2日で巡るリスボンの歩き方・モデルコース WC, Near Portas do Sol, Lisboa リスボン街歩きにオススメのフォトジェニックスポット♡ ガイドブックには載ってない穴場まとめ ポルトガル旅行におすすめポケットWiFiレンタル ポルトガル旅行におすすめのWiFiレンタルと、知っておきたいインターネット事情