※この記事は、現在ピースボートセンター(以下:Pセン)に通っていて、ある程度のポスター貼りの知識を持っていることを前提に書いてあります。
全クリしてタダでピースボートに乗船した元ボラスタの私が、ポスター貼りのコツを詳しく解説します。
ただし、これはあくまで私のやり方であるので、参考程度に読んでみてください。
ピースボートセンター(以下:Pセン)に通っている人は分かると思いますが、ポス貼りは100人いれば100通りの貼り方があります。
要はルールに乗っ取ってさえあれば、どんなスタンスでもいいわけで、貼っていくうちに自分に合う貼り方を確立していってください。
ポス貼り初心者は、まずはPセンにいる先輩たちに成功体験のヒヤリングをしてみましょう。
きっとよいアドバイスがもらえるはずですよ。
話を戻して、私のポス貼りは、以下のようなスタンスで行っていました。
もくじ:タップで該当箇所にジャンプ
その①:Pセン到着は一番乗りで
名古屋の場合10時にPセンが開くので、私はそれに合わせて9時45分くらいに到着するようにしてました。ボラスタはナゼか朝が弱い人が多く、この時間だとたいてい一番乗りです。
早く来る理由は、本日のポス貼りエリアの場所取りをするためです。ノロノロしていると、人気のあるエリアはすぐに埋まってしまいます。
ここでいう「人気のあるエリア」とは、場所が駅から近かったり、店が狭い範囲に密集していたり、要はたくさんの枚数が期待できるエリアのことです。エリアの場所取りは早い者順なので、最初にPセンに到着した人から順番に選ぶことができます。
個人的に、「エリア」は、今日一日の成果を左右する最も重要ポイントだと思っています。
たしかに、その人の交渉力や経験も重要ではありますが、その地域の広さや店の数は決まっていて変えようがありません。だから、どんなにすごいヤツがどんなに頑張ろうとも、貼れない地域は貼れないのです。
なので、Pセンには誰よりも早く到着し、できるだけ狭い範囲でたくさんの枚数が期待できるエリアを掴み取るのが、枚数UPの最大のコツなのです。
その②:曜日に注意せよ
上記の追加で、エリアを選定する点で注意しなくてはいけないのが、貼りに行く曜日です。とりわけ、エリア内に商店街がある地域は要注意。自分が貼りに行く日が月曜または水曜だったならば、ちょっと警戒したほうがよいでしょう。
なぜかというと、たいていの商店街は月曜または水曜休みだからだ。運悪く休みの日に当たってしまうと、現地に行ったはよいが、「ぎゃ~!!!ほとんどの店がシャッター閉まってて貼り替えできない!!!」という最悪な事態に直面することになります。
そうならないように、事前に商店街の定休日をネットで調べることをおすすめします。調べた結果、もし定休日に当たってしまった場合、スタッフさんに相談すれば、そのエリアは後日にまわして別のエリアを紹介してもらえることもできますよ。
また、余談ではありますが、私はポス貼りで月曜と土曜は嫌いでした(笑)。なぜかというと、月曜は飲食店の一部と美容院の定休日であるため、枚数が激減するからです。飲食&美容院が無くなるのはほんまにイタい。。。
また、土曜日は企業系がお休みで、なおかつ飲食店のランチ&ディナーの混み具合がすさまじいので、交渉することが憚られます。
私は当時学生だったので、月曜や土曜日はアルバイトに専念して現金を稼ぎ、それ以外の曜日はポス貼りに費やす、というスタンスでやっていました。(※日曜はPセンの休日)
その③:準備は素早く、かつ念入りに
エリアが決まったら、すぐに準備に取り掛かりましょう。慣れてくると、サクサクっとできるようになります。しかし、これはテキトーにやるという意味ではありません。
エリアの下調べは念入りに行うべきです。過去にそのエリアに行ったボラスタのアドバイス文をしっかりと読み、その日の計画を立てましょう。例えば、「ここの通りがよく貼れる」と書いてあったら、先にこの道から行こうとか、「この辺りは居酒屋が多い」と書いてあったら後半にまわそう、などなど。
あ、バリカタを見るのも忘れずに。
その④:時間の使い方に気をつけよ
準備ができたらいざ出発! ほとんどの店は遅くても11時には開店するので、それくらいに現地に到着しているのがベストです。
11:00~17:00は、たいていの店が開店しているゴールデンタイムです。逆にいえば、この時間帯を逃してしまうと、店が閉まって貼り替えができず、せっかくのチャンスを逃してしまうことになります。
なので、私は朝ごはんをがっつりと食べてお腹を満たし、ゴールデンタイムの6時間はほとんど何も食べずにひたすら貼って貼って貼りまくっていました。
(※ただ、12:00~13:00時のお昼時は飲食店が入りずらくなるので、その時間を利用して昼食を取っているボラスタもいました)
そして、17時を過ぎると、いよいよ居酒屋が開店するお時間です。ここからは、夜しか開店してないお店を中心に攻めていきましょう。しかし、ランチの時と同様、19時を過ぎてくると忙しくなり交渉できる雰囲気ではなくなるので、なるべくそれまでに周り終えたいところです。
その⑤:メモを取る習慣をつけよ
お昼時で忙しくて入れなかった飲食店や、夜しか開店してない居酒屋を通り過ぎるときは、そのお店の名前や場所を地図にメモしておきましょう。その日がたまたま狭いエリアだったり、時間に余裕のあるときは、また後で引き返して交渉することもできます。
記憶力に自信のある人は不要ですが、後で引き返したときに、「あれ、この店だったっけな…?」とならないよう、しっかりとメモして残しておくことが大切です。
その⑥:交渉はほどほどに
例えば、お店に入り、ポスターを貼らせてくれないかとお願いしてみたものの、残念ながら「NO」と言われてしまいました。ここでもうひと踏ん張り、頑張ってもう一度交渉してみるのも一つのテではあります。
しかし、私は「一度NOと言われたら、大人しくスッと引く」というスタンスをとっていました。店の人が明らかに迷っている反応をしたときを除き、一度「NO」と言われた店は、どんなに頑張って交渉してもダメなものはダメだからです。
あまり貼れる見込みもないのに交渉を続けるのは、その時間がもったいないし、交渉したことによって店の人の機嫌が悪くなり、叱れて心が折れてしまうのは避けたいです。その店に断られても、ほかに貼らせてくれるお店は沢山あります。気持ちを切り替えて次に行きましょう!
ただ、私は「0枚から→1枚」への交渉はしないが、「1枚から→2枚」または「1枚から→3枚」の交渉は積極的に行っていました。
つまり、複数枚貼りのことです。複数枚貼りについての詳しい解説はその7で!
その⑦:複数枚貼り交渉は積極的に
ポス貼りに慣れてきたら、複数枚貼りに挑戦してみましょう。1軒に1枚貼っているようでは、枚数はいつまでたっても伸びません。
「そ、そんな、2枚も貼らせていただくなんて恐れ多い…」と、初めは躊躇してしまうかもしれません。しかし、やってみると自分が思っている以上に、案外すんなりとOKしてくれるお店もあります。
(成功率は、飲食店系が最も高い)
私は、複数枚貼り交渉を以下のような手順で行ってました。
①前提
- 店の大きさがある程度広いこと。(※狭いお店に2枚も貼るのは、店の人も嫌がる)
- ポス貼りに行ったとき、そのお店がわりとヒマなこと。(※あたりまえであるが、忙しいときにそういった交渉に応じてくれるわけがない)
↓
②ポスターを貼らせてくれるか交渉。orポスターの貼り替えを交渉。
↓
③店の人に社判を押してもらったり、手書きの住所を書いてもらう。
その間の時間を有効活用し、店の人に指定された場所にポスターを貼ります。
↓
④いざ、複数枚貼りの交渉!!!
ポスターを貼り終え、店の人から社判を受け取るとき、お店が取り込み中でなかったら、
「ありがとうございます、あの、このポスターをお店のトイレにももう1枚貼らせていただくことはできますか?」と言ってみます。
さらに、もしトイレが男女で2つあったら3枚貼りも夢じゃない。とりわけ、駅周辺の居酒屋は、地代が高いからか縦に長いお店が多いので、1F~3Fのトイレに各階2枚ずつで、計6枚GET!なんてことも!
その⑧:貼り替え忘れに気をつけよ
ポス貼りをしていてたまにもったいないなと感じるのは、前にそのエリアに行った人の貼り替え忘れ です。もちろん、そのとき店が閉まっていて貼り替えしようにもできなかった、という意味の貼り替え忘れではありません。
貼り替え忘れは、大きく分けて2つのパターンがあります。
①店内の貼り替え忘れ。
一番多いのがこれです。店内に入って目立つ位置に貼ってあるポスターは新しいのに、トイレには古いポスターが貼ってある。おそらく、前の人は「あ、ポスター貼ってあるー♪ラッキー!この店貼り替えじゃん♪」と思ってぱぱっと貼り替え、トイレのポスターの存在に気づかぬまま店を出てしまったのでしょう。
お店によっては「トイレにも貼ってあるからねー」と教えてくれる心優しい方もいらっしゃいますが、せっかくの2、3枚貼りを、1枚としてしまうのは非常にもったいないです。
これを防止するために、貼り替えをする際にはお店の人に「ポスターの場所はここだけですか?」と聞いてみるのがBEST。
もし既に貼ってある場合は「トイレにもあるよー」とか「外にも一枚貼ってあるよー」とか教えてくれます。
元々1枚しか貼ってない場合でも、「ならトイレに1枚貼らせていただくことはできますか?」と言ってみて、ここで複数枚貼りに持ち込むというテもありますよ。
②建物内の貼り替え忘れ
それぞれの階にお店が入っている建物でよくあるケース。
1FにあるA店のポスターは貼り替えられているのに、2FのB店のポスターは古いポスターのままだ。おそらく、前に貼りに行った人が、すっと入りやすい1Fには行ったものの、2Fかぁ~上がるのめんどくせ~なぁと思い、行くのをやめてしまったのでしょう。
これも、せっかくの貼り替えのチャンスであるのに非常にもったいないです。
入りやすい1Fだけでなく2Fから上の階もしっかりと周るようにしましょう。高層階のビルは、まずはエレベーターで最上階まで上がり、下りるときは階段を使って6F→5F→4F…というように下っていくと、疲れず効率よく周れます。
その⑨:貼り替えをあきらめるな
道を歩いてたらポスター発見! ラッキー、この店貼り替えじゃん♪…と思いきや、まさかの定・休・日!!!(涙)
これじゃ貼り替えできない…、って諦めるのはまだ早い!
お店の人の許可を取らずに勝手に張り替えるのはNGですが、たいていのお店は、看板に電話番号が書いてあるので、とりあえず駄目元でその番号に電話をかけてみましょう。ほとんどは繋がらないですが、稀にお店の人が電話に出てくれて、貼り替えの許可をもらえることもあります。
社判をもらうことはできませんが、これで貼り替え完了です♪
その⑩:前に断られたチェーン店?そんなこと気にするな
〇〇系列の店は全店ポス貼り禁止!とバリカタなどに書かれているものを除き、一度断られたチェーン店でも、別の店舗の店ではすんなりOKをもらえることはよくある話です。
同じ系列の店でも、店長の方針とか、フランチャイズがどうだとか、この建物のオーナーがこうだとか、私もよく分かりませんが、とにかくそのお店によって方針が違うので、一度NGだった店でも、別の地域の店では気持ちを切り替えて交渉に臨もう!
その⑪:感想は丁寧に書こう
Pセンに帰って片付けや集計を終えると、今日周ったエリアの感想をファイルに書き込む作業があります。一日が終わって疲れ切って、早く帰りたい気持ちは分からなくもないですが、自分自身も、今朝の準備で過去の人のデータを参考にして、それが大いに役立っていたはずです。
これから数か月後にこのエリアを周る後輩たちのためにも、自分が今日一日で得た情報を、しっかりと文章に残しておきましょう。
以上が、私のポス貼り11箇条でした。
~おまけ~ズルはダメ!あなたのその行動、見られてないようで見ています
たまに聞かれるこんな質問。
- 「本当にポスターを貼ったかどうかなんてどうやって見分けるの?」
- 「基本的に1人プレーで見張り役もいないし、ぶっちゃけ貼ったことにして誤魔化す人とかいるよね?」
そう思ったアナタ。甘いです。笑
ピースボート運営もバカじゃないので、上記のことは想定内。ちゃんと対策を取っています。
まず、ボラスタは、ポスターを貼る際に、許可して頂いた証として お店の人に社判(店の名前と住所が書かれた四角い判子)をもらう、というルールがあります。
小さな個人商店はそもそも社判を作っていなかったりするので、そういった場合は手書きのサインでも可です。
ですが、どんなに真面目で優秀なボラスタでも、社判の回収率を100%にするのは至難の業です。
例えば、寿司屋に入って店長に交渉し、運良く貼り換えの許可を貰えたとします。しかし、何とも運が悪いことに、店長は魚をさばいていて絶賛仕込み中(笑)
そんな状態で「許可していただいた証に社判かサインを・・・」なんて言える雰囲気じゃないですよね。そこ空気読みますよね(笑)
(このケースの場合、とりあえずお店の名前等をメモして控え、後ほどググって住所・電話番号を調べ、申請用紙に自分で手書きします)
なので、100%社判を貰うことが無理なのは、スタッフさんももちろん理解しています。
ですが、あまりにも社判回収率が低い場合は、おそらく、要注意人物としてマークされます。
ピースボートのスタッフさんは、ポスターを貼らせて頂いたお礼も兼ねて、抜き打ちで社判が貰えていないお店数件に電話を掛けているそうです。
その際、
スタッフ「お世話になります!先日は弊社のポスターを貼らせて頂いて誠に有難うございます!」
お店の人「はあ? ピースボートのポスター? ウチ貼ってませんけど?」
ってなったら、一発でバレますよね?
要はそういうことです。これ以上は言いません。。。
この記事を読んだ貴方は正当法でいきましょう♪
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