レンタルWiFiサービスを提供している企業の1つであるMAYA SYSTEMの jetfi (ジェットファイ) は、2016年夏にサービスが開始され、まだまだ歴史が浅い商品ではありますが、
料金面では他社と差をつけており、近年 旅行者たちの間で注目度が高まっています。
しかしながら、他社と比べて安いとなると、安かろう悪かろうなのでは?と不安になる方もいると思うのですが、
結論から言うと、利便性は過去にレンタルしたことのあるWiFi会社と比較しても劣っておらず、快適に利用することができました。
平均点以上のスペックを携えている為、万人におすすめできるWiFiだと思います。
本記事では、実際に借りてみた私だからこそ分かる、いちユーザーとしての感想・メリット・デメリットをまとめてみました。
jetfiをレンタルしようか悩んでいる方はぜひご一読ください。
※まずは公式サイトをチェックしておきたい、という方は「jetfi (ジェットファイ) 公式サイト」をご覧ください。
もくじ:タップで該当箇所にジャンプ
jetfi (ジェットファイ) の特徴
国や地域毎によって細かな料金設定・プランがある他のWiFi会社とは異なり、
jetfiのプラン体系はとてもシンプルで分かりやすく、下記の4つです。
全プランが標準で高速4G通信対応 (現地キャリアが4G回線に対応していない一部地域では3G) となっています。
▼jetfiの詳細を見る
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では、次のトピックより jetfiのメリット&デメリットについて詳しく掘り下げていきますが、
一番人気 かつ スタンダートな アジアプラン・グローバル(世界周遊)プランの内容メインで話を進めていきますので、
他2つのプランについては別記事で解説しています。
jetfi(ジェットファイ)容量無制限プランの特徴・レビュー jetfi(ジェットファイ)中国VPNプランの特徴・レビューまた、jetfiの料金形態・最適なプランの選び方がよく分からない…という方は、下記関連記事▼から先にご覧ください。
jetfiの料金形態を解説~最適なプランの選び方~
jetfiをレンタルするメリット
メリット①:お財布に優しい価格設定
記事の冒頭から安いと繰り返してきたので今さら感はありますが(笑)、jetfiは価格面で他社と差をつけています。
他社と比べてどれくらい安いのか?というのは国によって異なりますが、中には数倍の差が出る国もありました。
▼台湾の例 (※2020年2月時点の料金、通信容量・利用料金は1日あたり)
jetfi | グローバルWiFi | イモトのWiFi | ||
3G | 300MB | 870円 | ||
500MB | 680円 | |||
600MB | 1,170円 | |||
1GB | 980円 | |||
4G | 300MB | 1,170円 | ||
350MB | 500円 | |||
500MB | 580円 | 1,080円 | ||
600MB | 1,370円 | |||
1GB | 980円 | 1,580円 | ||
1.1GB | 1,570円 | |||
無制限 | (周遊不可) 1,180円 | 2,070円 | 2,080円 |
→→横にスクロールしてご覧ください→→
▼アメリカの例 (※2020年2月時点の料金、通信容量・利用料金は1日あたり)
jetfi | グローバルWiFi | イモトのWiFi | ||
3G | 300MB | |||
500MB | 980円 | |||
600MB | ||||
1GB | 1,280円 | |||
4G | 300MB | 1,170円 | ||
350MB | 580円 | |||
500MB | 680円 | 1,580円 | ||
600MB | 1,470円 | |||
1GB | 1,080円 | 1,880円 | ||
1.1GB | 1,670円 | |||
無制限 | (周遊不可) 1,180円 | 2,370円 | 2,380円 |
→→横にスクロールしてご覧ください→→
▼最新の料金をチェックしたい方は、公式サイトですぐに確認できます。
また、スマホ・PC・タブレット等の端末を一度に5台まで同時接続可能ですので、友人とシェアして割り勘すれば、さらにおトクに使えます。
メリット②:複数国で利用(周遊)しても料金一律
アジアプラン・グローバル(世界周遊)プラン限定のメリットになりますが、
対応国ならば、何ヶ国で利用しようと 料金は一律です。
そもそも1ヶ国単体利用で借りたとしても安いのですが、複数国で利用 (周遊) すれば、さらにコストパフォーマンスが上がります。
他社の場合、周遊プランにすると料金が跳ね上がることも多い為、とても有難いです。
「周遊はしないよ」という人でも、例えば、日本からの直行便が無い国においては、どこかしらの空港で乗継ぎ (トランジット) をすることになります。
その乗継ぎ国でもネット利用が可能です。
jetfiの場合、国を移動する (=通信事業会社が変わる)と、その瞬間に通信容量のカウントがリセットされるので、トランジット中でもフル活用できます。
意外と忘れがちですが、アジアプラン・グローバル(世界周遊)プラン共に、対応国には「日本」も含まれており、日本でもjetfiは使えます。
日本国内での利用は無料 かつ 通信容量無制限です。
空港受取の場合は出発当日、宅配受取の場合は出発前日にWiFiルーターを受け取れますので、海外に出てしまう前に、事前に接続確認ができるのも有難いです。
(※他社の場合、現地に到着してからでないとWiFiルーターの起動はNG、というケースもある)
jetfiのWiFiルーターは、国を跨いでもそのまま利用できる為、対応国ならばどこへ行っても面倒な設定無しで接続できます。
また、複数国周遊のメリットは「料金面」だけではありません。
jetfiのWiFiルーターは、1台ですべての対応国を網羅できます。
私が過去に他社の周遊プランを利用した際に、国数分のルーターを持たされて煩わしい思いをした経験があるため、ルーター1台で網羅できる国数が多いというのは、荷物が減ってとても有難いです。
このようにメリットを挙げれば挙げるほど、jetfiはまさに周遊旅の為にあるようなレンタルWiFiだと思います。
メリット③:現在の容量の残量が一目で分かる
まず前提として、一般的な海外WiFiレンタルは容量制となっており、無制限にネットが使えるわけではありません。
会社ごとに上限のルールが決まっており、アジアプラン・グローバル(世界周遊)プランの場合はこんな感じ▼です
- 1日あたり最大〇〇MBまで (※350MB・500MB・1GBの3種類から選択)
- 通信容量は1日1回リセットされる (※日本時間の午前1時)
- 国を移動する (=通信事業会社が変わる) と、その瞬間に通信容量もリセットされる
- データ量の翌日繰り越しは不可
※日本国内のみ例外で、無制限利用が可能
このような上限があるので、調子に乗って使いすぎて容量の上限を超えてしまった場合、通信速度制限がかかってしまいます。
こういった容量に制限があるタイプのWiFiで、私が過去に別の会社で借りたときは、ルータの液晶画面に残量表示がありませんでした。
なので、自分が現時点でどれだけの容量使っているか分からず、いつ上限に達するのかハラハラしながら使っていました。
その点、jetfiは安心です。
▼このように、ルーターの液晶画面に累計で利用したMB (メガバイト) 数が表示されています。
この数値をチェックすれば、自分が現時点でどれくらいの容量を消費しているのかが一目で分かるので、とても助かりました。
私は、海外でWiFiをレンタルする際、Youtube等の極端に容量を食うサイトの利用は控えているのですが、
通信容量がリセットされる午前1時に近づいた時点で容量が余っていた場合、上限ギリギリまで動画視聴をしたりもしていました。
このような計画的な使い方ができる、というのも、jetfiの大きなメリットです。
メリット④:大容量バッテリー内蔵で丸一日使える
jetfiのWiFiルーターは、一般的なルーターと比べると大きめ & 重量感がありますが、中に大容量バッテリーが内蔵されており、電池の持ちがめちゃくちゃ良いです。
そして、さらに嬉しいのが、WiFiルーターそのものがモバイルバッテリーとしても使えるということ。
スマホ等の電子機器をWiFiルーターに接続すれば、外出中でも充電可能です。
公式サイトによると、目安として iPhoneが2~3回充電可能だそうです。(※充電機能のみで使用した場合)
これなら、いちいち予備バッテリーを持ち歩く必要が無くなり、荷物が減って助かります。
他社の海外WiFiルーターの場合、連続稼働時間が短い場合もありますし、予備バッテリーはオプション扱いで、借りると別途料金 (1日あたり200円程度) が発生します。
予備バッテリーが不要なくらいの容量があるのは心強いですね!
▼jetfiの詳細を見る
jetfiをレンタルするデメリット
何回もリピートしているほどヘビーユーザーの私としては、正直なところデメリットの部分があまり思い浮かばないのですが、
あえて挙げるとすれば以下の点です。
デメリット①:空港カウンターにて出発当日申込み不可
空港に自社カウンターを設け、出発当日まで申込みを受け付けているWiFi会社もありますが、jetfiは要事前予約となっています。
出発当日に空港で申込みすればいいや!と考えている方は要注意です。
受け取り方法によって申込み期限が異なりますので、詳細は下記をご覧ください。(※2020年2月時点)
- 宅配便 / コンビニ / 郵便局受取の場合:宅配便受付の申し込み期限日一覧 (公式サイト)
- 空港受取の場合:出発日の3日前の24時まで (※関西空港のみ出発の4日前の24時まで)
- 空港のコンビニ / 空港の郵便局受取の場合:出発日の5日前の24時まで
デメリット②:WiFiルーターの空港返却不可
jetfiの端末 (WiFiルーターセット) の返却方法は郵送のみとなっており、
同梱された返信用封筒 (レターパック) を使用して、帰国日の翌日までに郵便ポストに投函する必要があります。
その際、必ず返送料 (650円+税) がかかりますが、
- よほど短期間のレンタルでもない限り、返却手数料を加味してもトータル的には他社より安い
- 空港受取でも受取手数料を取られるWiFi会社もあるが、jetfiは無料
私は、後回しにしてうっかり返却し忘れたら嫌なので(笑)、帰国後すぐに空港の郵便ポストに投函することが多いです。
▼jetfiの詳細を見る
ここまでの要点まとめ
- とにかく安い!料金面で他社と差をつけている
- 複数国で利用しても金額に差が無い (=周遊する国の数が多いほど、コスパ高↑↑)
- 現時点で、アジア周遊プランは29ヶ国、世界周遊プランは100ヶ国以上をカバー (※対応国に日本も含む)
- 1台のWiFiルーターで、すべての対応国を網羅
- WiFiルーターの液晶画面に残量表示があり、容量の上限を超えないよう、計画的な使い方ができる
- 大容量バッテリー内蔵で丸一日使える
- WiFiルーターそのものがモバイルバッテリーとしても使える
- 空港カウンターにて出発当日申込み不可
- WiFiルーターの空港返却不可
業界大手である「グローバルWiFi」や「イモトのWiFi」の陰に隠れてしまい、まだまだ知名度は低いjetfi (ジェットファイ)ですが、このWiFiをレンタルしたおかげで快適に旅をすることができました。
料金面もさることながら、上記のような利便性に関わるメリットも含めておすすめのWiFiレンタルです。
私が初めてjetfiをレンタルしたのはモロッコ&ドバイ旅行で、以後10ヶ国以上でリピートしていますが、今のところ どの国でも問題無く使えています。
当時 (借りる前) はレンタルするか迷いましたが、結果的にjetfiにして良かったです!
前述したとおり、jetfiは空港カウンターにて出発当日申込みは不可です(=要事前予約)
年末年始等の繁忙期は在庫切れとなる可能性もありますので、早めに予約しておくことをおすすめします。
また、jetfiは4月1日(水)まで春休みキャンペーンを行っており、レンタル料がさらにお安くなっています。
▼実際にレンタルしてみたい!と思ったら、こちらの公式サイトよりお申込みできます
▼jetfiの申し込みから~返却までの流れは、こちらの記事で解説しています
jetfiの申し込みから返却までの流れ・注意点まとめ▼jetfiの料金形態・最適なプランの選び方について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
jetfiの料金形態を解説~最適なプランの選び方~