コロナ禍の海外旅行ノウハウ集

時間が無い!お金が無い!ピースボート乗船を阻むさまざまな障害

努力

障害なく船に乗れる人なんて、おそらくほとんどいないと思います。

乗船によって直面するであろう障害を、ピースボートの友人たちから聞いた話を元に、各ケース別にまとめてみました。

 

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シニアの場合

超大金持ちが勢ぞろいしている飛鳥ほどではないですが、「世界一周しよう!」と考えるくらいなのだから、ほとんどのシニア層は、ある程度のお金は持っていて、リタイア後は自由に使える時間もあります。

一番の懸念点は、やはり「健康」面でしょうか。

とりわけ持病を持っている人は、万一のことを考えると不安が広がると思います。

いちおう船内には医師と看護師が常駐していますが、船の上でどこまでの治療ができるのかは謎です。

 

社会人の場合

正社員で、奨学金等の借金も無く、コツコツ貯金をしている人であれば、数年も働けばピースボートに1回乗れるくらいの金額は貯まるでしょう。

社会人でもお金がなかったり、あっても貯金を切り崩したくない人は、ボランティアスタッフ制度を使って船賃割引を貯めてる人もいます。

だだ問題なのは、3ヶ月という「時間」です。そんな長期休暇を許してくれる会社は、ほぼ無いと思います。

交渉の末、なんとか休職扱いにしてもらった友人も稀にはいましたが、多くの社会人乗船者たちは、仕事を辞めて乗船していました。

 

余談ですが、乗船者の男女比は、おそらく男4:女6くらいで、意外と(?)女性参加者の数が上回っています。

あくまで私の想像ですが、社会人の場合、女性のほうが周囲の理解を得やすいのからなのでは?と思います。

女性は、ピースボートに乗っても乗らなくても、どのみち数年後には結婚・出産で仕事を辞めるときが来るかもしれません。

逆に、20代30代の男性は、働き盛りの絶頂期に仕事を辞めるとなると、場合によっては相当なブランクとなりますし、なかなか思い切った決断が出来ないのかもしれません。

 

また、ピースボートの社会人乗船者は、看護師がけっこう多いです。理由は、再就職が容易からです。その多くは、帰国後再び看護師として職場に復帰しています。

看護師だけに限らず、資格・免許が必要な職種は、再就職に強く大きなメリットですね!

 

学生の場合

「学生は自由に使える時間がたくさんある」とよく言われるように、確かに社会人と比べれば時間は豊富にあります。

しかし、さすがに長期休みが「3ヶ月」もある大学は無いはずです。

(※大学によって多少差はありますが、夏休み:約1カ月半、春休み:約2ヶ月)

時期が大学の長期休みとかぶっているクルーズを選んだとしても、何日かは大学の授業を休まなければなりません。

77回クルーズでは、大学1年生の乗船者はいなかったと思いますが、授業がびっしり詰まっている2・3年生の友人たちは、出欠点がない授業を履修したり、大学の教授たちとの交渉に奔走していました。

例えば、「クルーズと被っていて試験を受けることはできませんが、レポート・課題など何でもやりますので単位ください!」みたいな。

フル単(単位を落としてない学生)の人は、文系の場合、4年生になるころには殆ど授業が無くなるので、ピースボートは4年生の乗船者が多いイメージです。

 

しかし、立ちはだかる壁は「大学」だけではありません。4年生の場合、内定先の企業も頭を悩ませる要因です。

入社前に研修がある企業も多く、もしその研修期間とクルーズ期間が被ってしまったら最悪です。

また、77回クルーズの渡航期間は8月~11月だったので、内定式(10月1日)に行くことは出来ません。

大切な企業の行事を欠席することになりますので、入社前からイメージダウンに繋がりかねません。

内定をもらった友人たちは、企業側と交渉し、内定式を欠席させてくれないかと頼み込んでいました。

しかし、許可をもらえなかった友人もいます。なので、その子は世界一周を途中で中断し、飛行機で日本に戻って内定式に出席。終わったらすぐに飛行機に飛び乗り、再び船に合流するという、なんとも鬼畜な結果となりました。

このケースは稀ですが、友人たちの話を聞いていると、内定先企業に「世界一周してきます」と言うと、難色を表されることはけっこうあるらしいです。

 

また、「お金」の問題も深刻です。

そもそも、学生はお金が無い(笑)ので、アルバイトをしてコツコツ貯めるか、ボランティアスタッフで割引を貯めるか、親から借りるかして、なんとか資金を集めています。

私も、お金がない学生のうちの1人だったので、ボランティアスタッフで全額割引を貯めてタダで乗船しています。

「費用は全部出してあげるから、学生のうちに見聞を広げてきなさい」と言われ、親から全額ぽーん!ともらっていた友人もいましたが、これは非常に稀で、なおかつ非常にうらやましいケースなので、学生のみなさんは計画的にお金を貯めましょうね(笑)

 

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