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私にとっての世界一周は、ボラスタ登録したその瞬間から既に始まっていた
2011年の11月16日。
ピースボートのボランティアスタッフ(以下、ボラスタ)説明会に行って、その日のうちにボラスタ登録をした私。
そこからピースボートにハマり(笑)、出港までボラスタ生活を満喫しました。
ピースボートに乗ろうと決めた際、もちろん乗ってからは楽しい船内ライフが待っているとは思っていましたが、まさか乗る前の段階からこんなに楽しいとは、当時の私は全く思いもしなかったです。
お金が貯まるまではひたすら地味にバイト生活か~(涙)とか考えていましたが、バイト&ポス貼りで忙殺されながらも、なんだかんだでenjoyしてたことには間違いないと思います(笑)
ボラスタをすると船賃が減額されるので、私を含め、おそらく大勢のボラスタは、初めのうちは「ボラスタ=世界一周するための一つの手段」と思って活動を続けると思います。
ピースボートセンター(以下、Pセン)に通う目的は、自分の夢のため。
つまり、「世界一周したい」から。
しかし、その夢は日を追うごとに、徐々に変わってゆきます。
ピースボートの合言葉は、「みんなが主役で船を出す」。
全国のボラスタ仲間たちと一緒に、一生に一度の最高のクルーズをみんなの手で作りたい。
Pセンのみんなと過ごしていると、1人で世界を見て回るだけでは得ることができない、貴重な経験ができると思えました。
要は、「どこへ行くか」ではなく、「誰と行くか」。
ボラスタをやってる途中で、クルーズを変更する子がたまにいるのですが、それは、上記のような理由が大きいです。
クルーズを選ぶ際、たいていの人は、そのクルーズの「時期」や「寄港地」で乗りたい船を選びます。
例えば、イースター島に行きたいから南周りのクルーズに乗る!みたいな感じでしょうか。
でも、ボラスタを続けるうちに、「コイツと一緒に世界一周したい」と思えるようなボラスタとの出会いがあります。
そうすると、「クルーズの時期」とか「寄港地の場所」とか、どーでもよくなってくるのです。
私は初めから77回クルーズに乗るつもりで、実際に乗ったのも77だったのですが、個人的な意見として、77はピースボート至上最高のメンバー&最高のクルーズだったことに、間違いないと思っています(笑)
ピースボートでの世界一周は、どのクルーズもたった3ヶ月程度です。
しかし、私はそうは思っていません。
77回クルーズは実質86日間でしたが、
私にとっての世界一周は、前年11月に説明会行ってボラスタ登録したその瞬間から、既に始まっていました。
ボラスタ抜きでは、私の世界一周は語れません。
自宅から通える距離にPセンがなかったり、仕事で忙しくてPセンに通えない人もいるので何とも言えませんが、もし、今Pセンに通える状態にある人は、ぜひ!ボラスタになることをおすすめします。
ボラスタをせずに船に乗るのはほんまにもったいない!!!
ボラスタこそ、ピースボートの醍醐味。
そして、ピースボートならではの魅力がいっぱい詰まっている、と私は思っています。
【最後に】5つの感謝。~私が世界一周できたのはあなたたちのおかげです~
【1】ポスターを作ってくれる内勤さん
内勤作業が出来る時間は13時~19時の間です。
ポス貼り組が、たいてい朝10時~夜まで外に出ているので、同じ日にPセンに来ているボラスタ同士でも、ポス貼りをしてると内勤の人と顔を合わせることは少ないです。
だから、ポス貼りをしてるとつい忘れてしまいます。
私がこうしてポスターを貼れるのは、内勤の力無くしてはできないのだ、ということを。
朝にPセンに行くと、いつも棚いっぱいのポスターで埋まっているその光景は当たり前ではなく、とても有り難いことなのです。
【2】切磋琢磨し合ったポス貼り船士たち
自分一人で全クリできたのか? 答えは否。
ポス貼りの辛さは、実際にやってみなければ分かりません。同じ境遇にいて、大変さが分かるぶん、団結力も上がります。
全クリはボラスタにとっての最終地点でありますが、私は、これをひとりで成し遂げたとは思っていません。
ポス貼りは基本個人プレーですが、本当の意味で1人だったら、全クリは絶対にありえなかったでしょう。
「ピースボートセンターなごや」という暖かい家があったからこそ、いまの私があります。
【3】ポスターを貼らせてくれたお店の方々
仕事していたら、店にいきなりピースボートとかいうよく分からない団体の人が来て、ポスター貼らせてください…だと? しかもタダで?!
自分がお店の人の立場だったら、絶対貼らせてあげない(笑)
なのに、世の中には、ポスター掲示の許可をくれる心優しいお店の方々がたくさんいらっしゃるのです。
ピースボートのポスター掲載には一切金銭が発生しない為、貼らせてあげるかあげないかは、完全にお店の人の「善意」の心のみ。
もうこれに尽きます。
また、ポスターを貼らせてくれた上に、心優しい言葉をかけていただいたり、差し入れをくださった店員さんに、いつも救われていました。
【4】周りの人(親族)
Pセンに通ってるということは、例えば、仕事を辞めたり、大学を休学したり、皆おそらく何かを捨ててきています。
それでも自分の夢を理解し、応援してくれている周りの人に感謝。
今回の船旅は全部自腹とはいえ、休学を許可し、私のやりたいことをやりたいようにさせてくれる「両親」に感謝。
とりわけ母親は、いくら私が自分で決めた道とはいえ、朝早くから家を出て行き、夜遅くにゲッソリした顔して疲れ切って帰ってくる私を見る度に、とても心配そうでした。
辛すぎて私が泣きながらポスター貼ってたことを知ってるからか、全クリしたときは、今度は母が泣いて喜んでくれました。
【5】ピースボートのスタッフさん
何故、私みたいなお金の無い学生が世界一周などできるのか?
それは「ボランティアスタッフ」という、ピースボート独特の制度があるからです。
ボラスタたちが集うPセンの運営をしているのは、他でもなくピースボートのスタッフさんたちです。
スタッフさんたちは、いつも全力で私たちをサポートし、悩んでいるときの良き相談相手でした。
彼らに出会えたことに感謝。
ありがとう。
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