前ページ、ポスター貼りで大変だったことにも書いたように、なかなか過酷であるポス貼りのお仕事。
飛び込み営業は大変!ピースボートのポスター貼りで大変だったこと今となっては懐かしい思い出ですが、当時大学生だった私にとってはやっぱり辛かったです(苦笑)
本記事では、ポス貼りで心折れてしまったときに、私がどうやってその困難を乗り切ったか、自らの経験とアドバイスも含めてまとめてみました。
また、最後に私の中で最も印象的だったポス貼りエピソードも付け加えました。
最近、ポス貼り嫌だな~とか、やりたくないな~と思っている人に読んでもらいたいページです。
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ポス貼りで心が折れたときの処方箋
気にしない(笑)
ポス貼りには「やる気」も重要なのですが、必要なのは、なんといっても「プラス思考」でしょう。
世の中には人の数だけいろんな考えの人がいますので、時には、ピースボートのことや自分がやってることを、全否定されることだってあります。
ピースボートに限らず、どんな事柄にもアンチは必ず存在するのです。
ですが、私たちの活動に賛同してくれる人は、探せば必ずいるのです。
その店に断られても、他に貼らせてくれるお店はごまんとあります。気持ちを切り替えて次に行こう!
泣きたいときは我慢するな。思いっきり泣いていしまえ
ポス貼りをしていると、時にはお店の人に怒鳴られたり、罵られたりすることがあります。
そんなときは、私は謝って店を飛び出し、建物と建物の隙間とか木の陰とか、あまり人目のつかないところに駆け込み隠れて泣いていました。
お店の人の前で涙を見せたことはなかったですが、悲しいのに涙を我慢するのはやっぱり無理でした。
人目のつかないところで、泣いて、泣いて、自分の気が済むまでひたすら泣く。
だいたい30分や1時間もすれば、悲しい気持ちを涙と一緒に流し去った心は、意外にもスッキリします。
まあ、そうなるころには、メイクも9割くらいさらっと落ちているんですが(笑)
「ポスターを貼る意義」を思い出す
全クリまでの道のりは非常に長いもので、たまに、ふと「自分っていったい何でこんなことやってるんだろう…?」と思うときがあるかもしれません。
そういったときに私が思い出したのは、ポスターを貼る意義です。
ポスターを貼ってると、店員さんやお客さん、通りすがりの人に「何やってんの?」とよく聞かれたりします。
そこで「ピースボートとはこういう団体で~」と説明し、興味を持ってもらえると、その場で資料請求はがきを書いてくれることがあります。
はがきを持ち帰ってきました!というのはピースボート的な表現でいうと、「ドリームGET」。
私は残念ながらそういった経験はなかったのですが、たまに友人ボラスタからドリームGETの話を聞くと、こっちも嬉しくなってきます。
どんなにキレイゴトを並べても、ポス貼りの報酬がゼロだったら私は絶対にやらないと思いますので、一番は、自分自身の割引きのために貼っていることは否定できません。
ですが、ポス貼りで心が折れそうになったとき、励みになるのは、「ボラ割」ではなく「自分の貼ったポスターを見て、船の存在を知った未来の参加者が生まれるかもしれない」という希望だったように思います。
現に、ピースボートセンターに通うボラスタたちのほとんどは、誰かが過去に貼ったポスターを見て、引き寄せられるように集まってきたのです。
あなたの貼った一枚のポスターが、何かを探している人の人生を変える一枚になる。
ボラスタの仲間とお互いを励ましあい合う
なんだかんだで、これが一番いいんじゃないかなと思います。
ポス貼りの辛さとか大変さは、やってみないと分からないんです。
あなたの苦労は、ボラスタの仲間も痛いほど身に染みて感じています。
ポス貼りで悩んでることがあったら、自分の中に溜めこまず、ピースボートセンターの仲間に相談してみましょう。
また、おそらく各ピースボートセンターごとにLINEグループがあると思いますので、そこにつぶやいてる人もいました。
(私がポス貼りしてたときはまだガラケーの時代だったんだけどね。笑)
ポス貼りでどんなに酷いことがあっても、帰れば「ピースボートセンター」という暖かな家がある。
そう思うだけで、キモチがぐっと楽になりますよ。
私のポス貼り感動エピソード
ここまでポス貼りの辛いことばっか書いてしまいましたが、常に店の人に怒られてるわけではなく(むしろ怒られるのは稀)、幸いなことに、嬉しい出来事もたくさんありました。
風当たりの強い人も多いですが、優しい人だって世の中にはたくさんいます。
- 「ご苦労様ー」
- 「頑張ってねー」
- 「また来てねー」
などなど、暖かい言葉をかけてくださった店員さん。
ポスター貼らせてくれた上に、寒い日には、「これ飲んで暖かくなって」と言われ缶コーヒーもらったり、「食べて元気だして」とお菓子もらったり、暑い日には、冷えた缶ジュースを頂きました。
* … * … * … * …*
一番印象的だった出来事は、2012年2月3日の節分。
その頃から本格的にポス貼りを始め、その日もいつものようにポスターと格闘し、今日はこのお店で最後にしようと、入ったとある小さな居酒屋。
店の奥さんがとても優しい人で、ポスターを貼らせてくれた上に、寒くて凍えそうになっていた私に、あったかいお茶と、その日が節分だったからかお寿司をごちそうしてくれました。
その時期は、いろんなことが重なってたこともあって、冷えていた私の心が、ほんわり暖かくなりました。
彼女には、とても助けられました。
だから、世界一周から帰ってきたとき、感謝のキモチを伝えようと心に決めていました。
そして、無事帰国。実行するときがやって来ました。
帰国したのはその年の11月でしたが、居酒屋ですので、12月は忘年会、1月頭は新年会で大忙しだろうなぁと、あえて時期を遅らせました。
キレイにラッピングした世界のお土産を持って、わくわくしながらお店に車を走らせました。
あえてアポなしで行ったのも、ビックリさせようと思ったからです。
しかし、実際にお店に行ってみると、定休日ではないはずなのにシャッターは閉じられたまま。
隣の店の人に事情を聞いてみたら、前年の終わりに、お店を閉じてしまったらしいのです…。
あと一歩のところで間に合わなかったのかとショックでしたが、大家さんを説得してなんとか電話番号を聞き出し、そこから紆余曲折を経て、ついに、お店の奥さんと再会することができたのです。
大きな事故や怪我もなく、無事に日本に戻って来れたこと、そして、世界一周の夢を叶えることができたことを、とても喜んでくれました。
久々に会って話すことができて、ほんとうに良かった。
あいかわらず、奥さんは優しかったです。
* … * … * … * …*
この話の「奥さん」だけに限らず、ポス貼りそっちのけで(笑)、お店の人と長話をすることもしばしばでした。
ポス貼りは、毎日いろんな地域に行きます。
地元ならまだしも、ある特定の地域を自分の足で隈なく周る経験なんて、なかなか無いと思います。
実際に歩いてみないと分からないことも多いですし、訪れてみて初めて気づく発見も沢山あります。
また、その地域で出会う人々との「出会い」。
彼らとは、ピースボートのこと以外にもいろんな話をしました。
ポスターを通して生まれる出会いも、ポス貼りの大きな醍醐味のうちの一つなのではないでしょうか。
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