巷に貼ってあるピースボートのポスターには、「世界一周99万円」とデカデカと書いてありますが、もちろん99万円だけで世界を一周できるわけではありません。
ピースボートに限らず、旅行会社のパンフレットでよくあるケースでは、「〇〇の旅、△△万円!」と書いてあっても、よくよく読んでみると「燃油サーチャージは別」とか、そのような感じで何かと別途必要な料金がかかってくるもの。
じゃあ、結局どれくらいなの?と聞かれても、費用に関してはけっこう個人差があります。
平均してコレ!というのは私もよく分かりませんが、参考までに、私の費用とその内訳を載せておきます。
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私がかかった料金・費用
まずはざっくり!項目別に料金を羅列します。
- 船賃 (99万円)
- ビザ取得代金 (2万円)
- ポートチャージ合計 (3万7800円)
- チップ合計 (4万2500円)
- オプショナルツアー代金 (24万4000円)
- 海外旅行保険 (0円)
- 地球大学受講費 (10万円)
- 現地で使ったお金 (ドル:約8万円分、ユーロ約13万円分)
- 船で使ったお金 (約2万)
- 宅急便 (約1万5千円)
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計 約168万円
各項目の詳細な説明
船賃 (99万円)
ピースボートの基本料金。一番安いのは窓無し4人部屋です。
私が乗船した77回クルーズは99万円でしたが、最低金額はクルーズによって異なります。
金額の違いは、おそらく日数によるもので、85日前後のクルーズだと99~109万。100日を超えると129万~。
最近は70万円代のクルーズ(若者限定)も出てきているので、羨ましい限りです。
どうしても窓無しの部屋は息が詰まって嫌!という人はプラス30万ほど払うと窓有りの部屋にランクアップできます。
また、早期割引制度というものもあり、早い時期に全額入金すると、ある程度船賃が割引されたりもします。
(※但し、最安値の窓無し4人部屋は早期割適用外)
ちなみに、この基本料金(船賃)がボランティアスタッフ割引の対象となります。
私は割引を全額貯めて乗船しているので、99万円が0円に。
▼ボランティアスタッフについての詳しい説明は、下記の関連記事をご覧ください。
船賃が割引!?ピースボートの「ボランティアスタッフ制度」とは? ボランティアスタッフのお仕事内容~ポス貼り・内勤とは?~
ビザ取得代金 (2万円)
自分が乗るクルーズの訪問国によって、ビザ必要国は変わります。
私が乗船した77回クルーズは少ない方(?)らしく、19寄港地中、ビザが必要なのはインドのみでした。
当時の私は、深く考えずにジャパングレイス(ピースボートと提携している旅行会社)に取得を代行してもらいましたが、後々考えてみれば、面倒くさくても自分で取っておけば安く上がったなと後悔。。。
ポートチャージ (3万7800円)・チップ合計 (4万2500円)
ポートチャージ(寄港税)とは、船舶が入港および出港する際に発生する諸費用のことです。
例えば、成田空港を出発するときに空港使用料が必要な様に、港に寄るごとに税金が必要となります。
チップに関しては、わたしも何のチップなのか未だによく分かりません(笑)
これらは、全乗客に一律でかかる費用なので、これ以上安くも高くもできない費用です。
オプショナルツアー代金 (24万4000円)
金額は人によって様々です。私の24万というのは、若者にしてはかなり高い金額だと思います。
しかし、私はオプショナルツアーをとても楽しみにして船に乗った人なので、ここはケチることなくどーん!と使いました(笑)
海外旅行保険 (0円)
「0円」というのは、保険に入らなくて0円だったわけではありません。
私の持ってるクレジットカードには、無料付帯サービスとして海外旅行保険がついていたので、それを充てることにしたのです。
ちなみに、ピースボートが勧めてくる損保ジャパンの海外旅行保険に入ると、3万4千円です。
(※クルーズの日数によって金額は異なります)
▼海外旅行保険について、詳しくは下記の参考記事をご覧ください。
ピースボート乗船時に必須な「海外旅行保険」について
地球大学受講費 (10万円)
私は船旅中、地球大学という有料プログラムをとっていました。
▼地球大学って何?という方は、下記のピースボート公式HPをご覧ください。
現地で使ったお金 (ドル:約8万円分、ユーロ約13万円分)
これも、人によって金額は様々です。現地でレストランに入ったり~おみやげ買ったり~、などなど。
私の金額は、若者にしては高いと思います。
なぜユーロに約13万もかかったのかというと、私はヨーロッパで船を一時離脱したので、別途、飛行機代とホテル代を払った為です。
(※私が世界一周した2012年当時は、1ドル85円の円高時代だったので、これでも恵まれてはいましたが…)
▼船を一時離脱する方法については、こちらの関連記事をご覧ください
ピースボートの「オーバーランドツアー」と「離脱」~船を一時的に離れる方法~
船で使ったお金 (約2万円)
普通の生活していれば、船内でお金を使う必要はありません。
食事代などの基本的なサービスは、すべて船賃に含まれています。
しかし、
- お酒を飲んだり、
- 売店で物を購入したり、
- ランドリーサービスを利用したり、
- 髪を切りに美容室に行ったり、
- 病気になって医務室に行ったり、
…などなど、皆何かしらの理由でお金を使っています。
これも、金額は人によって大きく異なります。
というか、ほとんどは お酒を「飲む」or「飲まない」の差です。
お酒大好き!!!な人は、調子にのって飲んでると請求金額がとんでもないことになるのでご注意を(笑)
私は下戸なので、船内で一度もお酒を口にすることはなく、我ながらここまで安い金額の人はめずらしいと思います。
宅急便 (往復、約1万5千円)
自宅←→横浜まで運ぶ荷物の送料。段ボール一箱2630円。
私は荷物が多い人なので(同室の子ごめんなさい)、フツーはもっと安いです。
家が横浜の子は、車に段ボールを積み込んで家族に送り迎えをしてもらっていたので0円でした。なんとうらやましい(笑)
また、上記には書いていませんが、他にも
- 自宅←→横浜までの往復交通費、宿泊代 (私は出港前日横浜で一泊しました)
- 準備物 (一眼カメラ買ったり、SDカード新調したり、シュノーケルセット買ったり…)
- パスポート取得(私はもともと持っていましたが、持ってない人だと1万6千円かかる)
などなど、それも含めると実際は170万を超えてたのではないかと思われます。
ただ、この金額は他の若者と比べると高い方です。
私の場合は、地球大学(有料プログラム)を受講したのが大きかったかなぁ。
受講料(10万)+地大生参加必須のオプショナルツアー(10万)=計20万もかかってますし、あとヨーロッパで船を離脱してますし。
だけど、世界一周なんておそらく一生に一度の経験ですし、やりたいことぜんぶやって→この金額だから、個人的には満足しています。
世界一周と聞くと、お金持ちの娯楽なイメージがあるかもしれませんが、それは豪華客船 飛鳥のイメージが強いからそう思うのであって、
ピースボートの乗客(若者)は、とにかく、切実に!!!お金が無い…(笑)
旅費を全額振込み終えたのは出港日の1週間前でした、という話もよく耳にするので、お金を管理するジャパングレイス(ピースボートと提携している旅行会社)の人はホント大変だよなぁと思います。
旅費の振込みリミットは出発の2ヶ月前なので、みなさん期限は守りましょうね(笑)
- 発表済みのクルーズ紹介パンフレット
- 寄港地の見どころ・船内の雰囲気が分かるDVD
- 船旅説明会・ボランティアスタッフ説明会の案内
- おトクな早期割引情報
等々、盛りだくさん!
私が当時 資料請求したときよりも、さらにパワーアップした内容となってます。(なんと羨ましい…!笑)
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